女性の戦いって怖い(笑)
大親友の同士の夢
プラザ・ホテルに連れてこられた親友同士のエマとリヴ。ホテルで見かけた「花嫁」のあまりの素敵さに2人揃って心奪われてしまいます。そして同時に「私も大きくなったら、このプラザ・ホテルで6月に結婚式を挙げるんだ」という夢を持ちました。お互いの夢を応援しながら月日が経っていきます。
そして20年、エマは教師で性格は控えめ。リヴは敏腕弁護士で強気な性格と対照的に育っています。2人には恋人がおり、念願のプロポーズもほぼ同時に受けます。そしてプラザ・ホテルで6月に、しかも憧れのプランナーマリオンに依頼をします。「任せといて」と話すマリオンですが秘書の手違いで1人しか6月は無理とか・・・2人の友情に大きな亀裂を入れて戦争が始まります・・・
大親友の影を潜ます争い(1部だけ)
えげつない足の引っ張り合いに笑ってしまう・・・
リヴの作戦
①エマのダンスレッスンに偽物のダンス講師を送り込む。
しっとりワルツを教わる予定だったが、きたのはノリノリダンス。効果てきめんでした。
②日焼け用スプレーを変えた
蜂蜜色のスプレーだったはずが、なんとブラッド・オレンジ。真っ黒お肌に・・・
エマの作戦
①リヴのオフィスに大好物のお菓子
ダイエットが必要なリヴですが、お菓子に目がないため大成功を納めました。
②ヘアカラーを変えた
いつもの髪染めをブルーに入れ替えます。見事真っ青にイメチェンさせました・・・
お互いを知っているからこその攻防
本当に嫌がるポイント知っている2人の攻防は手加減なしでした。仲が良かったからこそ強く憎んだのかもしれません。観ている側は中々笑わせてもらいましたが、実際にやられると激怒する内容です。
この戦いの本当の敵は何なのか
女性の友情の脆さを描いており、コメディとして痛快に楽しめました。しかし2人の敵はお互いではありません。この喧嘩を経て結婚相手について学びます。凶暴になるエマを見た恋人は「昔に戻って欲しい」と願い、荒れたリヴを見た恋人は静かに寄り添います。そして2人はそれぞれの決断を迫られていくシーンには胸が熱くなります。
エンディングは意外とも当然とも取れます。結婚相手に何を求め、何を与えるのかという答えのない永遠のテーマが見え隠れしました。この「元」大親友の2人の仲と、それぞれの結婚、そして6月のプラザ・ホテルはどうなるのか、見ものです。アン・ハサウェイとケイト・ハドソンがギュッと詰まった良作品でした。

⇑ 「マイ・インターン」はハサウェイの親友がデ・ニーロ

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