NFLドラフトって熱いんですね!
NFLドラフトの裏側
2014年NFLドラフトの日が近づき、どこのチームも慌ただしい動きを見せています。ブラウンズのGMサニー・ウィーバー・Jrも、現在低迷中のチームを救う為に選手を探しています。そんな折にシアトル・ホークスのGMトム・マイケルズから連絡が来ます。それは今年のドラフト最大の目玉であるクォーターバック、ボー・キャラハンとブラウンズの持つ向こう2年のドラフト全体1位指名権をトレードしたいという話でした。チームとしては欲しい選手なのですが、数年に渡っての1位指名権を渡すのは大きな痛手と判断し断ります。
サニーはドラフト有力選手に連絡を取り、情報収集を行います。同時にヴォンテ・マックやレイ・ジェニングスといったブラウンズ入団を熱望する選手から電話が鳴ります。帆走するなかオーナーからは「シーホークスのトレードを受けてボー・キャラハンを取れ」と命令されます。そしてトムと連絡し、3年分の指名権と交換でボーをとる事を決断。そしてこのトレードは思いがけぬ”魔法”の始まりになりました。
NFLドラフトの仕組み
最大の注目である指名順位は、前シーズンの成績下位球団から優先に指名権が与えられます。しかしこの指名権自体もチーム間でトレード自由となっており、GMに求められるのは”交渉術”となります。トレードに関しては完全自由な形式なため、トレード権の交換はもちろん、人員排出なども検討に入れながらの交渉となり、判断力・決断力が必要です。
指名順が来ると10分間の制限時間以内に指名しなければいけないのですが、この間でも他チームと交渉し、トレード順変更もあります。今作ドラフト・デイではこの10分間が特に熱く、それこそ”魔法”がかった出来事を起こしています。3日間行われるこの時・この瞬間こそ各チームのGM腕前の見せどころというわけです。
スポーツに必要なものは”実力・ポジション適正・人柄”
勝利に飢えているチームは大抵”評価の高い選手”が欲しいもの。サニーも大きく悩んでいました。しかしブラウンズには怪我のリスクはあるが優秀なクォータバックが存在しており、新監督も「優秀なランニング・バックをくれ」と話していました。優秀な選手を取るのではなく、”今必要な選手を取る”ことがチームに貢献する・・・のかもしれません。答えは試合が始まらないとわかりませんがね。
結果のわからない戦いだからこそ、”何をもってその選手に決めたのか”が難題。能力や才能、努力に環境と色々ありますが本作を観て僕が思うのが”信頼できるか?”でした。数値に表れない部分を探すサニーが出した答えに感涙し、どの選手より僕の方が泣いていました。
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