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”視覚的ミスリード”が怖い「エスター」

ミザリー ☆映画あらすじと感想
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3.6 精神的にも物理的にも怖いわあ・・・

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\サブスク引き籠り応援団です/

”ちょっと人と違う”養子

ジョンケイト夫妻は生意気な長男ダニエル聴覚障害を持つ末娘マックスと2人の子供に恵まれ幸せそうに見えます。しかしケイトは過去にアルコール依存症からマックスを湖で溺れさせてしまった過去と、3人目の子供を流産した経験から不安定な精神状態。そんなケイトにジョンは「孤児院へ行こう。養子を前向きに考えるんだ」と話します。

向かった”聖マリアナ女子孤児院”で2人は”エスター”と出会います。1人で絵を描きながら「私、変わってるから。」と悟ったように話すエスターを2人は養子に迎え入れる事をきめました。初対面のマックスに手話で挨拶をし、ピアノがある事に感動する姿を見てダニエル以外は好印象を持ちます。しかしエスターの登校日から少しずつ”違和感”が見え始めるのでした。

エスターの構える銃はこの形!!スミスアンドウェッソン(S&W)

恐怖を感じた1秒

エスターは常に不穏な空気を纏っています。しかし周囲の特に大人にはそんな姿を見せません。そんなエスターに僕自身が1番”ヤバイこれ”と感じたシーン、というより表情拳銃を見つけた際に上がった”左口角”でした。1秒にも満たないような一瞬ですが、発語していないのに「勝った」と聞こえるこの表情にはゾッとさせられました。

このエスターを演じたのはイザベル・ファーマンという少女。当時は12歳でしたが恐ろしい程の表現力を見せつけてくれました。あどけなさ・利発さに加え狡猾さ・異常性といった、演じる以外に体験することはない精神状態のはずですがリアル。ちょっとした表情で僕達を脅し、何か不吉な事を予感させてきます。

雑な仕事が恐怖を煽る

こういった物理的ホラーは”何を見せるか”で印象が変わります。この作品の危なさは”隠す気があんまりないエスター”にあります。かなり雑な凶行ですが、警察に言うよりも”恐怖に縛られて”しまいます。子供の容姿を持つエスターはこの”恐怖を与える”術を熟知していました。僕がまだ見てない人に勧めるとき、〇探偵コナ〇的なミスリード手法だと話しています(?な顔されるけど)

最後まで観てみるとエスターの置かれた状況に同情すること・・・はありません。ちょいバレですがエスターに関しては好意を持つ男性もいるはずなので、可愛そう・理由があるという事を理解はしても共感してはしてはいけません。ゾクゾクのホラー”エスター”には公開版とは別のエンディングがあります。そちらのラストシーンでは鼻歌交じりに階段から降りてきて、「私はエスターよ」と一言。最後まで怖がらせて来る本作に大満足です。

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