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”立場”が人格を作ってしまう「エクスペリメント」

☆雑談
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3.0 

1日千ドルの仕事

一時解雇を言い渡された介護士トラヴィス。最近できた恋人ベイに”インドに旅行するから一緒に来てほしい”と誘われます。しかし解雇された身のトラヴィスに金はありません。そんな時に目に入ったのは”被験者募集 一日千ドル”という新聞広告欄でした。

試験会場で出会った気さくな男バリスと意気投合し実験の概要説明を受けます。後に色々な試験を受けた後、2人共に無事合格。そして始まる実験の内容は”囚人”と”看守”のグループに分かれて刑務所生活を体験する、というもの。あくまで体験な為、両グループ共に何事もなく過ごそうという空気がありました。そう、最初のうちは・・・

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スタンフォード監獄実験

元ネタ心理学者ジンバルドーの指導の下、刑務所を舞台として行われたスタンフォード監獄実験と呼ばれるもの。服役履歴のない普通の人でも、肩書や地位によってその役割通りに行動してしまう事を証明するための実験です。ちなみに刑務所はスタンフォード大学の地下実験室です。

囚人役の扱いが最初から酷かったため、最初は看守役も同情がありました。しかし時間と共にいつしか”看守らしく”という態度へと変貌。そして自己判断で囚人への罰則規定を考案し始めます。

結果としては人間って愚かだな

トラヴィスはバリスに好感を持っており、バリスも同様でした。囚人と看守に分かれたしまった後も、最初はぎこちなくとも協力し合うように見えた2人ですが、やはり”看守の方が偉い”という考えがどこかにはあったのでしょう。そして反抗していた囚人も徐々に囚人らしく・・・

自分の知らない一面を見せられる気がしました。看守側になれば”囚人のくせに”という思いと態度が出るのかと考えると、何となく恥ずかしい気持ちになります。悪意のある実験ではありますが、知っておかねばならない事象の一つを証明したと捉えています。前もってこういった傾向を知っておけば防げる・・・かもしれないし、無理かもしれないし・・・

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