伏線回収作品は好きです
失踪事件は終わっていない
自然に囲まれた穏やかな街で、ごく普通の生活を送るハーパー家。しかし妻ジャッキーと息子コナーの会話はぎこちなく、居間のソファで寝ているグレッグもジャッキーに愛想無し。昔ジャッキーが不倫したことがあり、その事が原因でコナーも変わってしまいました。そんな2人を気にしながらも刑事であるグレッグは出勤するのでした。
現在警察が扱っている事件は10歳の少年ジャスティンの行方不明。少年マイケルも少し前に行方不明となっており、この2件について誘拐の可能性があるとして捜査しています。担当するグレッグですが、実はこの頃から娘がいると思われる・食器が消える・TVが勝手に付くといった不思議な出来事に悩まされています。そしてその数日前、ハーパー家の周りをうろつく若い女性を誰かが撮影していました。全てはここから始まったのです。
観ていると息が詰まる
一連の出来事の渦中にいるグレッグ。刑事ならではの推理力や現場であるハーパー家の情報が・・・ではなく、第三者(ある意味当事者)の視点から”出来事”を説明します。ハーパー家と第三者のそれぞれの視点、どちらにせよ物凄いドキドキ緊張感。息が詰まる・息を飲む、そんなシーンが満載です。
ハーパー家で起こる不可思議な出来事に幽霊は無関係なのでご安心を。純粋なサスペンス・ミステリ作品ですので、パッケージの”いかにもホラー感”はお気になさらず。見ていてゾクゾクさせられますが、恐怖というよりも”あれ?そう??そうだったのか”という作り込みの深さに釘付けになりました。
伏線回収とドンデンガエシ、そして自宅が怖くなる・・・
この街では少年の行方不明事件が起こっており、以前にも連続誘拐殺人事件が起こっていました。そして現在進行形で起こっているハーパー家での謎。実は全てが絡み合っており登場人物全員の行動に意味と理由があります。そんな伏線を回収して、更にドンデンガエシが・・・
社会現象でもある”フロッギング”を題材にしたこの作品。自宅が心配になる違法行為であり、観ていて気分の良いものではありません。そしてこれ以上書くとネタバレになるという、趣味一徹のような感想・ネタバレ控えめブログ泣かせな本作。考察も必要ないので、頭空っぽにしてドキドキと”おぉ!?”を楽しむのがお勧めです。
コメント も、文句以外で・・・