4はつけたくない・・・しかし面白かった・・・
危険な課外活動
スコットランドのハイランド地方では、毎年青少年向け課外活動”デューク・オブ・エディンバラ・アワード”が開催されます。今回の参加者は公衆トイレの大便に火を付けて便器ごと爆発させたディーン、ダンカン、DJビートルート(自称)の3人グループが更生の為、大学受験時の評価を上げるために自ら希望して参加したイアンの4人でした。
教員から大雑把な説明を聞き、4人は”キャンプ地”を目指して歩き始めます。しかしイアン以外の3人は本当にお気楽で無計画。マリファナは吸う、地図は破くであっという間に道に迷います。通りがった男性に道を聞くと「気を付けろ。今年は人口が増えすぎた。ここはもう安全じゃない。」と忠告をうけました。さらに進むと仮面を付けた壮年男性の姿が。道を聞く4人に仮面の男は手に持っていた猟銃を向け、そして発砲してきたのでした。
面白かったけど高評価したくない気持ちになる
青年4人の”冒険譚”は危険と友情の定番設定。楽しい散策から徐々にスリリングでサスペンスな出来事に遭遇します。そして4人が力を合わせて打開していくという”よくある王道”なのですが、感動するには馬鹿すぎた・・・。
特にダンカンは間違いなく異常者で、常識は持っていません。思い立ったら即行動の彼は何も考えていないので野に放ってはいけない人物。そんな人物が事件に巻き込まれたため、想像もつかない復讐(?)に3人が巻き込まれます。そして自治警察が余計な想像を膨らまして参戦し、仮面の男に仲間が現れ・・・。滅茶苦茶やん!?
ゲット・デュークト !
本当は☆2~3(5段階)の作品を作りたかった!?
この作品の魅力はなんだろう。4人の友情?困難に立ち向かう勇気?そうではなく、作中に登場する”(マジックマッシュルーム好きな)ウサギのフン”にありました。一口食べると一瞬で”ハイ”になれるこのアイテムが作品に彩りを与えていました。良い意味ではなく、おバカな方です。警察から村人に至るまでおバカでハイなこの作品、どう考えても”面白い!!”とはならなかったはずなのに・・・
ある意味期待外れなのか、面白かった!思わぬ拾い物とはこの事です。スマホ片手にダラダラ観る予定だったのに見入ってしまったこの作品。観ている方も頭がバグってしまいます。ラストの”なんとなくイイ感じ”に作られているのも変に陳腐でB級感満載。ヒップホップ・ドラッグ・うさぎのフン、どれをとってもまともじゃない。それでも”高評価にせざるを得ない理由は観たらわかる”、という説明しかできない困難作品です。
コメント も、文句以外で・・・