視聴は自己責任ですよ!
ジャンヌ・ダルクが武器を手にするまで
1339年、イギリス国王がフランスの王位継承権を主張・挑発したため戦争(後に部屋九年戦争と呼ばれる)が勃発。そしてその渦中である1425年のフランス領ドンレミ村で、羊飼いをしている少女ジャネットはイギリス軍による侵略に胸を痛めていました。無力であるジャネットは友人オーヴェットと共に”歌”にすることで心情を現わしています。
修道女のジョルヴェージュはそんなジャネットを諭します。しかしある日ジャネットは”神の声”を聴きます。それはフランスの為に武器をもち戦闘に立つ事を宿命と訴えるヘヴィメタルロック・・・???3人の神の歌とヘッドバンギング???に心を打たれたジャネットはラップ使いの叔父???の協力を得て立ち上がるのでした。これはジャンヌ・ダルクの幼少期に起こったヘヴィメタルな出来事・・・どういうこと??
百年戦争の原因
14世紀のヨーロッパにおける経済・政治危機が不穏な世界を作りました。そこにフランス王位カペー家がシャルル4世を最後に御家断絶となります。そして新たにフィリップ6世が王となりますが、そこに割ってきたのがイギリス国王エドワード3世。カペー家領土に関して自身の王位継承権を主張し宣戦布告しました。
ここから長く続く戦争が始まり、フランス領平民の暗く苦しい時代が訪れます。そんな最中誕生したのは”オルレアンの乙女”。甲冑をまとったジャンヌ・ダルクと名乗る女性がオルレアンに現れ、彼女の戦略によって10日経たずに勝利を得ました。そんなジャンヌの子供時代を”恐ろしく前衛的に”創り出した本作。これは歴史作品とは違う別のジャンルとして異彩を放っています。
ジャネット
ミュージカル!と言っておこう
ジャンヌが歌い踊り、そしてヘッドバンギング。現代と中世の融合・・・とも言えないし、更に歌うま団体でもない。登場音楽はデスメタ・バロック・ラップにポップスと、それは愛国者で革命家で聖女でありながら、災厄・魔女と呼ばれたジャンヌの通り名のようにバリエーション豊かです。
と、書いたものの正直謎映画。歴史的なキャラが主役ではありますが、決して歴史作品ではありません。何を訴えているのかわからない、破天荒で前衛的で革命的な作品。本作に対しては”気になるが評価できない”というのが本音なので、視聴は自己責任でお願いします。そしてこれ、”ジャンヌ”という続きがあるのです・・・観るけど期待はしてない・・・
コメント も、文句以外で・・・