4は付けたくないけど、かなり好み・・・
神父の苦悩
信者たちに教えを説くダグ・ジョーンズ牧師。この日は教会に愛する両親が来ていました。ダグが手を振り迎えようとすると、突然両親の車が大爆発。あまりに突然でショックを受けたダグは、スチュアート神父に促され「神に見放された地へ行ってみなさい。」と旅行を勧められ中国に向かうのでした。
「中国は東にあったのか!」と感心しているダグの前に、矢で射抜かれた中国衣装の娘が現れます。そしてダグに牙の化石を渡しますが、お互いに言葉がわかりません。唯一聞き取れたのは”竜の戦士”だけでした。帰国してからもこの当時の夢を繰り返し見ているダグ。彼は常に空腹を感じており、体調も不安定。そしてある日、とうとうダグは”竜の戦士”として目覚めてしまうのですが・・・
なんだこの”ちゃち”さは!?凄いじゃないか!?
開始1分20秒で両親が爆死。その衝撃シーンは効果音だけでした。CGとか設備的に難しかったのでしょうね。ここで心が囚われた方は本作を楽しめます。そして”神に見放された地”として向かったのが”中国”。いや、映画設定であって僕個人の悪口ではありませんからね?ちなみにこの中国、車20分ぐらいで後は歩いて到着してないかな・・・
そんな展開後、待ちに待った竜戦士が登場します。その神々しさに思わず巻き戻してしまいました。手作り感溢れる姿にまるで人が中に入っているかのような動き。触れただけで人間を吹き飛ばす竜の戦士は恐怖の象徴です。しかし本作の魅力は、こういった目に見る部分以外にもありました。
神父・・・いるぅ???
神父×恐竜ですが、神父って必要でしたか?ダグが帰国後”常に空腹”という設定はどこに活かされているのだろう。そう考えていた自分が愚かしい。たまたま神父でたまたま恐竜で、肉食獣だからお腹が減るんです。その後に湧いて出て来る謎も”そうなんだから仕方ない”と気づかされたんです・・・
題名・ストーリー・設定の全てがぐちゃぐちゃ。しかしこれは素人が創りだした名作ではなく、プロが仕上げた冥作なのです。映画館でお金を払うかどうかではなく、自宅でダラダラ観るB級として100点。本気のB級が見たいならこの1本です!!・・・あれ、監督はこれが初作・・・?プロの仕事・・・なはず・・・
コメント も、文句以外で・・・