まさかのニコケイ取説
大スター”ニック・ケイジ”
映画”コンエアー”を観ている女性は「やっぱりニコラス・ケイジは最高!」と興奮気味。その直後に侵入者に殴られ少女は攫われてしまいます。そんな事件とは無関係に、とある映画の主役を熱望しているニック・ケイジ。しかし残念な結果となります。
借金に加え家庭問題も積もっており、落ち込みながらしぶしぶ”ある男の誕生日パーティーに出席する”依頼を受けます。そしてスペインで待っていたのは大富豪ハビ。ニックの猛烈なファンである彼は映画について語りたい気持ちでいっぱい。そんなハビにニックは「役者はもう辞めたんだ。引退したんだよ。」と告げるのでした。
Funlogyで始める”プロジェクター”生活映画を語れる”友”はイイネ!
ニックとハビが意気投合する一番の理由は映画感。ここが近いと会話が弾むのです。特に”カリガリ博士”なんていう100年前の映画を語り合えるとか羨ましい。ダークな作品を好んでいながらも、ハビのお勧め”パディントン2”に涙する。この辺りが幅広い映画愛を感じます。
そして映画好き会話の必須質問”BEST3を挙げるなら”に対するニックの返事は「難しい。100年の歴史がある映画の中から決めれないよ。季節や気分でも評価が変わるだろう。」もう本当にコレ!!ニコケイ作品で一番心に残る名言になりました。いや、まあ気分で変わるので、ブログ書いてる現在の話ですよ・・・
清濁併せのんだニコラス・ケイジだからこそ
本作のニックは多額の借金に家庭問題、そしてマッシブ(大量)な映画出演によって落ちぶれた感があります。そうニコラス・ケイジそのものですよね。僕はニコケイをB級作品の帝王と呼んでいます。そんな彼が「喋りまくる役は嫌だ」と自虐し、「ゲイの殺し屋の役をやっていくのか」とB級帝王の後に続くダニエル・ラドクリフを応援したり。ニコラス・ケイジにしか出せない味のある台詞でした。
ニコラス・ケイジを知らない人も是非、とは思いつつ、可能ならば1990年代と2006年以降作品を観て欲しい。”どうしたんだ彼は?”と感じてから経緯を知り、そして本作に辿り着いたならば評価は高くなるでしょう。・・・更に20年後にマッシブ・タレント2を待ってますよ。
\サブスク引き籠り応援団です/
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