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囚人の心も癒す都会熊「パディントン2」

パディントン2 ☆映画あらすじと感想
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4.0 

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\サブスク引き籠り応援団です/

楽しい生活を送るパディントンに暗い影が忍び寄る

すっかりブラウン家に馴染み、ご近所付き合いも順調パディントン。快適な生活を送る裏でブラウン家父ヘンリーは中年の危機を嘆き、母メリーは冒険物語の挿絵を描いていた副作用で、ドーバー海峡を泳いでフランスを冒険したいと言い出します。更に長女ジョディは恋人に振られ長男ジョナサンはSLオタクへと変貌とパディントン以外は問題だらけでした。

そしてとうとうパディントンにも問題が起こります。お世話になったルーシーおばさんの誕生日に、とても綺麗な飛び出す絵本プレゼントしようとアルバイトを始めます。そこに現われたのはご近所で元俳優フェニックス・ブキャナン。彼は元よりパディントンを疎ましく感じています。加えてパディントンが目を付けた絵本の秘密を知っており、ブキャナンも絵本を手に入れようとします。果たしてパディントンはルーシーおばさんに絵本を渡せるのでしょうか・・・

ヒュー・グラントに魅せられて

ブキャナンは元俳優ですが、現在は落ちぶれてしまってドッグフードのCMにでるぐらいしか仕事がありません。しかし「演技」することに長けている特性を生かし、騎士・尼・ハゲ男と姿を変えパディントンの前に立ちふさがります。そしてこの役を務めたのがなんとびっくりヒュー・グラントでした。

ロンドン生まれの2枚目俳優「ロマンティックコメディの帝王」と賞賛されたヒュー・グラント。そんな彼があっぱれ三流の俳優を演じるとか面白い躊躇することなく、しっかりわざとらしい演技をわざと演じています(ややこしい)キング監督がオファーの際に「気にぴったりなナルシストで落ちぶれた俳優が登場するんだけど、やってみない?」と台本と手紙を送った有名エピソードですが、それに応えて出演したヒュー・グラントに大満足させられました。

パディントンの特技は「優しさ」

敵役含めて特技が生かされている本作。ブキャナンの変装もですが、実は冒頭で出る家族の悩み事でさえ中盤以降に特技となり発揮されます。そして何よりパディントンの紳士的は女性にだけ、ではなく関わる者全員に対してという真の紳士でした。失敗をしながらも前向きにそして常に周囲の人励ます姿に感動を頂きました。

前作と比較してもパディントンの「良いとこ見るセンサー」は素晴らしい悪いところを探すのではなく、良いところを見つけるパディントンには勉強させられました。惜しみなく愛情と優しさを配るクマの姿はイギリスに限らず、全人類の鑑でした。そして今回もマーマーレードたっぷりのパンが欲しくなります・・・

可愛いけど悪戯好き、原作通りの「ピーターラビット」
ピーターは農夫マクレガーによって父親をパイにされてしまいます。そんなマクレガーは急な心臓発作によって亡くなります。大喜びで森の仲間達を集めて大パーティーするピーターの前に現われたのはマクレガーの甥トーマス。そしてピーターVSトーマスの戦いの火ぶたが切られるのでした。
映画化にすると確かにこんな感じですよ「キャッツ」
満月のある夜、ヴィクトリアという猫が人間に捨てられます。周囲を誇り高き猫ジェリクルキャッツ。たまたま今夜はジェリクル舞踏会が開かれ、歌と踊りを競い合う日。練習するもの、発表自体を楽しみに待つもの、そして他候補者を排除しようとするものと、それぞれの思惑が交差しつつジェリクル舞踏会の刻限が近づいて来るのでした。
諭吉がいれば明日も元気に働ける「デキる猫は今日も憂鬱」
会社員福澤幸来は会社で少し調べ事中。同僚のゆりに声を掛けられ、びっくりしてPC画面を隠します。検索していたのは「猫 世界最大」。飼い始めた猫が大きくなってきたようですが、「世界最大」とまでは・・・悩みながらもわっぱに入った美味しそうな昼食をほうばるのでした。

⇑  「デキる猫は今日も憂鬱」にはパディントンより大きい猫が活躍してます

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