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作品数が多いこのタイトル、お勧めはヒュー・ジャックマン「レ・ミゼラブル」

レ・ミゼラブル ☆映画あらすじと感想
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4.6 立ち上がる民衆作品って高揚します

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銀の燭台で人を正す

パンを盗んだ罪で19年間服役していたジャン・バルジャン。仮出所した彼の身分証には犯罪者の烙印が押され職に就くことすらできません。食事もまともに摂れないバルジャンはとうとう倒れてしまいます。倒れたバルジャンを救ったのは教会の司祭。この身元も知れない男に温かい食事と寝床を与えるのでした。

そんな優しさに触れたバルジャンですが、「明日を生きれるか」という環境にいる彼は、教会にある銀の食器を盗み逃げ出します。しかし憲兵に捕らえられ盗んだ食器も見つかってしまいます。絶望のバルジャンですが司祭は「その食器はあげたもの」と庇い、更に「正しい人になりまなさい」と銀の食器を渡します。その善意にバルジャンは今までの自分を恥じ身分証を破り名前を変え「正しい人」として生きていく決意をするのでした。

フランス革命後も続く貧困問題

1789年に始まったフランス革命の後日譚である「レ・ミゼラブル」バルジャンが釈放されたのはルイ18世が即位する王政復帰の時代です。国内では革命が起き、その後もナポレオンの活躍で戦争を繰り返していたフランスは困窮真っただ中でした。フランス革命で民衆が望んだ「貴族だけが裕福な世界からの脱却」はできず、むしろもっと苦しい生活に陥っています。

積み重なった貴族主体の格差社会は未だに健在で、煌びやかなフランスの印象とは異なり大きな格差がありした。2018年にマクロン大統領が貧困撲滅対策と銘打って施策する程、フランスにとって大きな問題になっています。現在では3歳からの義務教育・給食無償といった「貧困層の子供」をサポートし、将来的な解決に向けて国が動いています。効果はまだわかりませんが、子供に対して政治が動く内容は羨ましいです・・・日本はどうでしょう・・・

2012年版はズバリ「見やすい」

1900年頃から再々映画化されていますが、2012をお勧めする理由はミュージカル感が強く、観ている者を鼓舞するという「わかり易い」作りにあります。他作品はもっと人情系で、とても重く暗い雰囲気が続きます。大雑把にレ・ミゼの世界を知りヒュー・ジャックマンを楽しめるこの作品はエンターテイメントとして充実しています。

とはいえ、原作はもっと一人一人の心情や行動の裏付けが詳しい物。内容が濃いので原作全てを映画にはできないでしょうが、バルジャンとシャベール警部とか青年マリウスについてとか、分作を辿ると原作に詳しくなれます。こういった作品全部見た方が、原作読むより早いという恐ろしい長編(小説「ああ無情」を読むのが一番手っ取り早い)ですので、興味があるけど詳しくない方は2012レ・ミゼラブルをどうぞ。

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