まさに妊娠マニュアル
複数名の妊娠にまつわるエピソード
ベビー用品店経営のウェンディは強い妊娠願望を持っています。度がいきすぎており、排卵のタイミングで夫に迫るのですが、そんな生活に夫ゲイリーは疲労気味。同じく子供を望む出来ないカメラマンのホリーは養子を検討中。相談を受ける夫アレックスは話を聞きながらも父親になる覚悟がついていません。
結婚していないホットドッグ売りのマルコは、同級生のロージーと再会し交際。そして妊娠します。フィットネストレーナージュールズは共演者エヴェンと付き合い妊娠します。しかしエヴァンは怖気づいてしまいます。この4組の妊娠は、それぞれの人生にどんな影響を与え、そしてどんな結末にたどり着くのでしょうか。
男性陣が頼りないのがリアル
養子を考えているアレックスは「パパ会」に参加します。しかしその会の活動内容はパパ達の「愚痴」でした。生活感が見える愚痴で笑ってしまう内容ですが、これから結婚する人に向けての大事な要点が含まれています。ウェンディのケースでは体調の変化や心理的な苛立ちがあり、夫つまり男性は何の役にも立っていません。
妊娠と聞いた男性陣は怖気づいたり、慌てふためいたりしています。妊娠において男性の役割は「家事と奥さんの精神安定を目指す」ことに専念するべきだと教えています。この作品は男性も観ておくべきであり、「これからこんな事が起こるんだ、覚悟しとけ」というメッセージが込められており勉強になります。
まさに妊娠ガイドブック
元々本作は原作が妊娠ガイドブックです。邦題からは「結婚したくない女性」のような印象がありますが、内容的には妊娠時の女性の体・精神に起こる事と男性が知っておく・考えるべき事がまとめられています。年齢・不妊・突然の妊娠と複数のケースを挙げているので、これから・今妊娠に悩む方も参考になります。
映画としても喜怒哀楽をリアルに、コミカルに表現しており楽しく観れます。男女で視点が変わる作品ですが、そこが妊娠マニュアルとして秀逸なところです。この作品を観ておけば「お互いの理解を深めるきっかけ」に使える作品で、老若男女問わず観ておいて損はない、むしろ得しかない作品です。
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