2作に分けても良かったのでは・・・
窃盗事件の捜査から・・・
近未来、インドの大都市で大規模な窃盗事件が起こります。担当になった捜査官アショークは、見た目でアムリタを相棒に指名。更に現場捜査官デヴィッドを合わせた3人を中心に捜査を行っていきます。しかしこの窃盗事件、背後に大きな犯罪組織が関わっており、徐々に捜査が過激に変容していきます。
この都市ではロイが率いる犯罪組織が大きくハバを効かせていました。しかしそのロイが何者かに暗殺され、その後継者として現れたのは元ボスの息子デーヴラージ。しかしロイにはヴィシュワクという息子がいると判明。そして後継者争いが勃発し、警察達も巻き込まれていきます。この抗争のカギを握るのは、捜査官アショークでした。
B級チープ感?そんなもんは映像技術でぶっとばせ!
細かく作り込まれている作品ですが、どこか感じるチープ感。その原因の一つとして”アショークが強すぎ”で無敵なことが挙げられます。室内銃撃戦ではミニガンが登場し、ド派手なカーチェイスが決まったかと思えばバイクラン。最終的にはウイングスーツで追いかけるという文章化すると本当にB級。
しかしB級に見えない理由はインドの映像技術の進化でしょう。カメラアングルを多用に変化させ、縦横無尽に駆け回る姿に迫力を感じます。場面展開と最新技術を駆使した作品はスピード感溢れるもの。どんでん返しの連続とドタバタ感が入り混じった忙しい作品で、インド映画の魅力が凝縮されていました。
3時間は伊達じゃない!インド映画を満喫せよ!
ストーリー自体が情報過多です。犯罪組織が中心に進むのですが、いつしかアショークの極秘任務に巻き込まれていった話に・・・?状況の変化も激しく誰が誰を嵌めようとしていて、どこで出し抜いたのかという誰も信じられない状況に陥り混乱します。初回ではちょっと理解できず、2回目で登場人物とそれぞれの立場を理解しました。1週3時間の作品なのに1回で理解できないとか、非常に好みな具合です。
インド作品ならではのキラキラ衣装に歌と踊りをこれでもか!というぐらい盛り込んでいます。さながら”PV作品なのかな?”と勘違いするほど華やかに作成されており、そのまま配信可能なデキ。ムーディーな歌とポップな踊りというインド映画のお家芸をたっぷり見せつけ、男優女優共に華やかで艶がある作品に仕上がっていました。
コメント も、文句以外で・・・