満面の笑みが信じられなくなる
何故かいつも笑顔がある
総合病院の精神科医ローズは病院に担ぎ込まれてきた女性、ローラの診察を始めました。ローラは「他の人に見えない何かが見える。それはいつも笑顔なの。」と怯えながら話します。すると突如ローラは倒れ込み、ローズが救急依頼をしている最中ローラは笑います。そして落として割れた花瓶の破片でローズを見て笑いながら自分の首を・・・
目の前で起こった異常な出来事にローズも混乱します。この日を境に周囲で不審な人影を見るようになりますが、婚約者トレバーや精神科医のマデリンに相談しても「疲れているんだよ。」と真剣に聞いてはくれません。そして姉のホリーの息子の誕生日で衝撃の出来事が・・・”ローラの死んだ日”から何かが変わってしまったのでした・・・
特に序盤!!
登場からいい雰囲気を醸し出すローラさん。狂っているようにも見え、正気なようにも見え。必死で訴えるも「薬をしているの?」と聞かれ絶望。診察時間にも追い込まれていく狂乱の様子が視聴者の心をわしづかみます。
出オチ、という程ではないにしろ、このオープニングとローラの笑顔が本作では一番印象の強いシーンとなります。何が起こっているのか!?というゾワゾワ感がホラー・サスペンス・スリラー・ミステリ要素を演出。つかみはガッツリというこの始まりが本作の要です。これはローラの眩しいスマイルで始まる不穏な映画なのでした!!!
笑顔が連鎖する・・・いい話っぽいけど
本来であれば笑顔の連鎖と聞けば”他者に善行を”的なイメージを持ちます。しかし本作はソコを裏手にとっているため、満面の笑みがイヤな顔にしか見えません。僕は海外ホラーは割と平気なのですが、呪い要素と近づいて来る雰囲気に和風ホラーを感じてしまい、うん、ちょっと怖かった・・・
野球場の日常空間で”不穏な笑顔の人”が映し出されSNSでバズった本作。調べれば映画作品に辿り着くというアジなプロモーションとして話題に。宣伝が高インパクトでお金かけてない雰囲気に”低予算”を感じていましたが、制作費用1700万ドル(2億円???)。低予算ではありませんよ・・・がっつりしっかり作り込まれていますよ。ちなみにこのプロモの笑顔のせいで、怯えた僕は視聴をためらっていたのでした・・・やっと観れたぁ・・・



コメント も、文句以外で・・・