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これは”反抗”ではなく”主張”「それでも夜は明ける」

それでも夜は明ける ☆映画あらすじと感想
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3.4 自由黒人という言語が既に・・・

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\サブスク引き籠り応援団です/

バイオリン弾きから奴隷に

1841年ニューヨーク州サラトガでバイオリン弾きとして活動しているソロモン。美しい妻に子供2人と平穏な生活をしている自由黒人の彼にとある依頼が入ります。それはワシントン興行でバイオリンを弾いて欲しいとか。丁度時間が空いていたソロモンは快く引き受け、依頼者も喜びます。

当日の演奏はとても好評で依頼者も満足しソロモンをレストランで労います。楽しい食事の後ソロモンは体調を崩し気を失ってしまいました。そして目覚めると両手両足を鎖で拘束され、薄暗い部屋で男に「お前は奴隷だ。」と言われ暴力を受けます。そしてソロモンはプラットという名で呼ばれフォードという材木業を営む男に購入されるのでした。

自由黒人

黒人の多くはアメリカの植民地開発のため奴隷として連れてこられています。しかし仕事の為だったり、主人から解放され仕事をしていない黒人は自由黒人という法的に認められた地位にありました。と言っても当時の差別から除外されるワケでなく、公共施設の利用禁止や制限はされていました。結局人の心の問題ですからね・・・

本作ではかなり強硬的な手段で黒人を奴隷にしていました。実話ベースの作品ということで、実際にあったと考えると恐怖でしかありません。本作でソロモンを購入したフォードは良い人ではありますが、それはあくまで立場が違う優しさです。自由黒人から一転して奴隷となったソロモンですが、彼は戦う事を諦めませんでした。

力の前でも屈しない

白人たちの嫌がらせは悪質で仲間を連れてきて首に縄をかけたりと、殺される可能性がある環境でもソロモンの心は折れませんでした。この反骨精神の強さ雇い主のフォードや、大工で旅人のバスに”ただの奴隷ではない”と感じさせました。ソロモンは強い意思態度で自分を主張したのです。

本作では白人が全員敵対する立場ではありません。ソロモンの話を聞き入れ手助けをする2人の助っ人が存在していました。ソロモンをカバーする白人で雇い主のフォードをカンバーバッジバスをブラピが演じています。実話ベースで少し重い内容になりますが、どのように夜が明けるのか。感動という言葉だけでは補えない結末がそこにはありました。

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