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魔術師設定とは思わなかった「シャザム」

シャザム ☆映画あらすじと感想
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3.3 声優炎上・・・ちょっとわかる

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\サブスク引き籠り応援団です/

選ばれなかった子供と選ばれた子供

1974年のニューヨーク、少年サディアスが遊んでいると不思議な模様が現れます。見覚えのない洞窟に移動させられたサディアスの前に”魔術師”を名乗る老人が姿を見せます。そして「純粋ではないから君は勇者にはなれない」と言い放ち元の世界へ戻します。この出来事からサディアスは”何故自分は勇者になれないのか、純粋とは何か”を憑りつかれたように追っていくのでした。

そして現代、15歳のビリー・バットソンは里親の元で生活していました。現在の里親の元には他に4人の子供がおり、とても賑やかに暮らしています。そんなビリーはある日、唐突に謎の洞窟へ導かれ”魔術師”からスーパーパワーを与えられる事に。しかし落雷と共に与えられるパワーには副作用があり、なんと見た目が中年男性になってしまいます。心が15歳のままのビリーはスーパーパワーと中年男性の見た目によって、様々な問題を引き起こしてしまうのでした。

有名になった理由が”炎上”な作品

本作が売れた一番の話題要素が”吹き替え炎上”でした。見た目がごついヒーローの声を担当した菅田正輝は若々しく幼げな声質。子供姿の時は良いのですが、ごつい中年男になった際には違和感がとても強くなります。中年男性になったのは”見た目だけ”という設定なので仕方なしです。

吹き替えってとても大事で、この部分に違和感を感じるとストーリーが入ってこない事もあります。本作はかなり多くの批判が集まり炎上しています。人気俳優抜擢に関しては”やってみないとわからない”という部分もあり、ある意味”人材育成”に大事なスタンス・・・それに”気分を害するレベル”とか”作品劣化”とまでは感じませんのでご心配なく。

スーパーパワーを手に入れた15歳

産みの母親に捨てられた暗い過去をもつ主人公ですが、コメディ要素が強く暗い雰囲気はありません。スーパーパワーを手に入れた際も、見た目に悲観することなく「俺ってすげえ!」と純粋に受け入れています。パワーを使いまくって問題を引き起こす姿は、後先の事なんて何も考えていない思春期の少年そのものでした。

笑いあり感動ありの本作ですが、スーパーマン・バットマン・スパイダーマン達のようなヒーローパワー物ではなく、ドクターストレンジのような”魔術師”という設定が気になって・・・ストレンジと比べるとかなり軽い作風で、全体的に明るく小さな笑いを詰め込んだコメディアベンジャーでした。見た目が中年、中身15歳のヒーロー”シャザム”は家族想いのヤンチャなおじさんです。

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