あれこれ言うのは粋じゃない!
とにかくゾンビが湧いて来た
ノルウェーの雪山で学生達が休暇旅行を楽しんでいます。そこに突然現れたのはナチスの軍服を着たゾンビの集団。医学生マーティンは目の前で恋人も友人も失ってい、自身も右腕を噛まれてしまい、感染する前に自分で右腕を切り落とす羽目に。車に逃げ込み、ゾンビ首相ヘルツォークに一撃浴びせ下山に成功します。
目が覚めると町の病院。そして現在の状況説明を聞くと”右腕をくっ付けて”くれたと。しかしマーティンに付いたのは”ゾンビの右腕”でした。ショックを受けるマーティンですが、更に雪山の無残な死体が警察に発見されており、殺害の容疑者として身柄確保される目に。ゾンビと警察に追われるマーティンの運命は・・・
ノルウェーはナチスと縁あり
1940年の4月頃にドイツ軍はノルウェー・デンマークに侵攻します。デンマークはすぐに降伏しますが、ノルウェーはイギリス・フランスに支援を求め抗戦します。そして山岳部隊も組まれており、この作品の背景は確かにありました。
当時ナチス(ドイツ)は原子爆弾の開発を進めていたので、ついでにゾンビの開発も進めていたのでしょう。そんな歴史的背景?を感じながら観てみると感慨深い・・・ワケもなく、本作はゴリッゴリのゾンビパーティー物でした。
腸爆発・腸乱雑・腸が伸びる
最初からグロくて真っ赤な作品でした。ゾンビ達による人食いと四肢裂きから始まるオープニングに心奪われました。しかし本作見どころは”腸”の使い方にあります。日本人であれば小腸1.5mあり大腸6~7mあると言われる腸。弾力性を活かして20mぐらい伸ばしてくくりつける等、イマジネーション豊かな使い方が”あっぱれ”です。
こういった作品はオチに至るまで純粋に楽しむべきもの。ポテチとコーラで”アホや”と独り言をつぶやき、”ヘルツォークて実在の人物なのかな”なんて無意味な事を想ってみたり。”全力ならむしろ清々しい”の決定版として高評価します。しかも前作品があるだなんて・・・観なければいけない・・・
コメント も、文句以外で・・・