英国俳優が目白押し
この日のターゲット
ヴィクター・メイナード、職業殺し屋。彼はターゲットに自分の名を明かし、そして仕事をこなします。スマートな仕事は依頼者からの覚えも良く、代々続くメイナード家の名を更に輝かせるその活躍に母親もご満悦。しかし母は息子が結婚しない事を気にしていました。その会話に居づらくなったヴィクターに、次の仕事依頼が来ています。
次のターゲットは女性詐欺師のローズ。レンブラントの自画像を贋作にすり替え大金をせしめた彼女ですが、購入者ファーガソンの怒りを買います。そしてヴィクターに依頼がされたのでした。早速仕事にとりかかったヴィクターですが、ローズは歩きながら服も華も財布も盗んでいくという女性。服もコロコロ変わる為手こずります。そうしてこの日、初めて依頼を失敗してしまうのでした。
豪華俳優陣で彩る殺し屋事情
世知辛い世の中は殺し屋も同じらしく、依頼者からの信用を失うと大変な様子です。ヴィクター役のビル・ナイがローズ役エミリー・ブラントを殺す?予定なのですが・・・。この2人を取り巻くキャストは当然キャラ負けしてはいけません。相棒(見習い)・ライバル・敵と英国俳優豪華起用が目立ちます。
まずは依頼者ファーガソン役にルパート・エヴェレット。「聖トリニアンズ女学院」で校長役をしているのはこの方です。間違えてないですよ、この方です。相棒役はルパート・グリントで、「ハリー・ポッター」シリーズのロン・ウィーズリーという大役を担った俳優。そしてライバル役の殺し屋はマーテイン・フリーマン。「ホビット」ではビルボ・バギンズ役で「ブラック・パンサー」ではエヴェレット・ロス。そしてTVドラマ「SHERLOCK」ではジョン・ワトソンと大活躍しています。メインに負けない俳優達のキャラが濃かった!!
英国では殺し屋も紳士
英国といえば紳士・スパイというイメージがあります。こういった作品が多いため、スーツ・手袋・アタッシュケースが揃っている人は殺し屋に見えてしまう英国作品。本作も例にもれず知的・紳士的でスマートな殺し屋が活躍します。しかし本作はドタバタラブコメディであり、重苦しい空気は一切なくさっぱり明るい作品でした(殺し屋なのに)。
どうやら僕は”紳士な殺し屋作品”に弱いらしく、パッケージにスーツ着て「殺し屋が~~」と書かれていると見てしまいます。しかしながら思うに、こういった作品が多いという事は世界が”英国紳士”を求めているのではないでしょうか(殺し屋は違う)。なんて言い訳していましたが、本作は1993年「めぐち逢ったが運の尽き」というフランス映画のリメイクとか。英国に限らず紳士×スパイ・殺し屋は鉄板だったようです。
⇑ 人の好い殺し屋は損です
⇑ こちらは”北欧紳士マッツ・ミケルセン”です
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