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離婚したら終わり?もしかしたら・・・「チケット・トゥ・パラダイス」

チケット・トゥ・パラダイス ☆映画あらすじと感想
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4.3 往年の名コンビがサイコー

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\サブスク引き籠り応援団です/

離婚した2人を繋ぐのは娘

恋人と結婚する、という後輩に人生の先輩としてアドバイスを送るデヴィッド・コットン。彼は25年前ジョージア結婚し、リリーというに恵まれました。しかし夫婦仲は最悪で5年で離婚をしています。しかし可愛い娘リリーの大学卒業式のため、2人は再び顔を突き合わすことになりました。

式後リリーは友人レンと共にバリ島へ卒業旅行へ。楽しそうなメールに喜ぶ両親ですが、なんと島で出会った青年グデと結婚するという知らせが。2人は仕事も投げ出しバリ島へ向かいます。そして口喧嘩をしながら”結婚に賛成する顔で別れさせる”というトロイの木馬作戦のため結託し、バリ島で待つリリーと合流するのでした。

名優2人でド安定のラブコメディ

デヴィッド・コットンを演じるのはジョージ・クルーニー興奮時の早口や機嫌が悪そうで実は良いみたいな雰囲気がとても好きです。演技かどうかわからない程自然に悪態をつき上機嫌になったら破顔しての最上笑顔とか本当にイケオジ。真面目なコメディからふざけたコメディまで(狭いかな?)こなす名俳優。本作では魅力が引き出されてました。

対する(?)ジョージ役はジュリア・ロバーツ。こちらも往年のスター。きつい態度に見えて、実は気にするタイプを演じます。捨て台詞が良く似合う端正な顔で、こちらも笑顔が最高に破顔。”人を笑わかすのが好き”というジュリアは、本作でサイコーの笑顔を見せてくれます。この2人が犬猿の仲を演じると・・・爆笑の絡みでした!

誰と過ごす時が”自分らしい”のか

5年で別れた2人は、25年に渡って犬猿の仲嫌味しか話せない両名ですが、娘リリーは”2人でいる時が一番2人らしい”と感じていました。容赦ない口論ができるということは、遠慮のいらない関係とも言えるのです。別れて当然に思えた2人なのですが、なんで別れたのかな、と思う程似合う瞬が度々見られます。

賢く聡明な娘と、誠実で思慮深い息子(予定)の姿に2人は昔を思い返します。そして自問するのは”何が間違いだったのか”でした。でも人生に間違いなんてなく、思い違いや考えすぎるだけで、きっと最後はハッピーエンドになるのです。そんな事を感じるのは僕自身が”間違えた過去”を感じているのかもしれません。あったかヒューマン作品ですが、何よりも名優2人のクシャッとした笑顔に心奪われました。

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