奴ら崖もサカサカ登って来るんだぜ・・・
異常な行動を取る感染
昨今では世界中で謎の現象が起こっています。このWHOがパンデミック警戒レベルを6に引き上げた現象もその一つでした。それは未知のウイルスによって、感染者が異常行動に出るという出来事。英国では既に1万5千人を超えていますが、まだこの時、世界は”新たな感染症”程度の認識でした。
所変わってアメリカでは元国連職員のジェリー・レインが、いつものように子供の登校の為に運転していました。しかし大渋滞に巻き込まれるのですが、上空には”ヘリ”が旋回し地上では白バイが「車外に出るな!」と叫ぶように警告、そして逃げ惑う人たちと異様な風景。ジェリーが周りを見渡すと車のフロントガラスに頭突きをしている女性が目に入ります。そして窓を割り男性に噛みつくと、その男性も凶暴化し暴れ走り出すのでした。・・・これはzとの戦いの記録・・・
ゾンビはゆっくり動いて欲しい・・・
人間やめたヤツが多すぎる作品でした。波のようにうねりながら襲ってくるゾンビの群れは本当に恐ろしい。音に敏感・無尽蔵の体力・そこそこ早い・ちょっと撃ったぐらいじゃ死なない。これほど盛らなくてもいいのに・・・。しかし本当の絶望を観たのは、かの有名な”壁”のシーンでした。
ジェリーはゾンビ退治の方法を探る旅の途中で、壁に囲まれた国を訪ねます。中では安全であることに浮かれた民衆達がマイクを使って祈ったり、歌声が響いたりと騒音だらけ。刺激を受けたゾンビが壁に突進します。ここまでは良いのですよ・・・ここからゾンビ達は壁に張り付いた同族を踏み、積み重なるように壁の上に登ってきます。圧巻!!!ボトボトと落ちて来るゾンビの姿に本当の絶望を感じました。
想像しただけで諦めました・・・
元々ホラーが苦手なことが一番の理由ですが、想像の中で僕は身を捧げました・・・。”もうゾンビなった方が楽だよ”と考えてしまう程絶望的な絵ずらが複数回。ジェリーはとても心が強い男だと思い知ります。生きるために戦う者と、倒すために戦う者の2通りの戦士達が登場しますが、そこには”未来への希望”という同じ目的がありました。
こういった映画はやっぱり”子供がいる”というのは重大ポイント。諦めない理由として一番しっくりきますね。おぞましい量のゾンビを前に、ブラピが余裕でペプシを飲むシーンに”人間は負けない”という強いメッセージがあります。社畜なお父さん(ちょっと男前がすぎるが)が頑張る映画”ワールド・ウォーz”は、とにかく大量のゾンビが走ります・・・いやだ・・・
⇑ ゾンビが走る・・・やめて欲しい
コメント も、文句以外で・・・