映画紹介が本文でもある
え?「見たことがない」???
高校1年生で”源氏物語”の古文授業を受けている天羽秋音。光源氏の「ないがしろに着なして~」を訳せと問われるも、その文章で赤くなってしまうほどピュア。代わりに指名された隣席の冬峰かおるがスラスラと答えます。天羽はそれを聞いて「あんなえっちな文章、みんなの前で堂々と」と目線を下げるのでした。
親から一切の娯楽を禁止されて育った天羽は、高校生になって周囲とのズレを感じています。ドラマも映画も漫画も見たことないため、友達との会話に入れないのです。そんな天羽は成績優秀の優等生な為、課題提出の係にされます。提出していないのは冬峰だけ。映画研究会に席を置く彼の元へ課題を受け取りに向かい、部室を開けると大画面で冬峰がエロ作品を・・・学校で!?!?!?
R15+指定
ざっくりとR15+指定とは”15歳未満の鑑賞を禁止する”という映画のレイティングレートってやつです。禁止描写の内容は”性描写・ドラッグ・暴力等で刺激が強い物、いじめ、放送禁止用語、暴力団系、偽造犯罪”等という色々なモノが含まれています。・・・映画観れないですな・・・
地上波放送されても該当シーンがカットされてしまうので、TV版と映画版ではかなり印象が違ってしまう作品になります。大人の階段を登り始めた15歳の天羽は、この刺激ちょい強映画に興味深々なお年頃。映画大好き冬峰が彼女の為に紹介する作品の数々とは?
映画好きのための漫画でした
愛を読むひと・ピアニストというロマンス系があったかと思えば武器人間・タッカーとデイルというスプラッター系もあり、非常に幅広く紹介されています。その影響あって(?)天羽も少しずつ変化していきます。この変化こそ正しい思春期青春の在り方だと思うと甘酸っぱい。
この冬峰君が好きな作品は「シティ・オブ・ゴッド」だとか。この作品はスラム街の素人達が、一通り訓練を受けた後はアドリブで演技した事で話題になった作品。ストチル達の抗争を描いたドラマ性の強いストーリー。15歳でこれが一番とか、将来有望。映画好きなら、この漫画もちょっと覗いて見て欲しいなあ。
\サブスク引き籠り応援団です/



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