努力は報われる!
丁寧すぎるガリベンがスポーツ?
トサカなくせ毛が特徴の高校生丸尾栄一郎。小学校時代から学業成績9年連続オールAで、名前も栄一郎なので「えーちゃん」と呼ばれています。丁寧を行き過ぎて「変人」とも思われる彼は異常な程の完璧主義者。黒板よりわかりやすいと言われる「えーちゃんノート」は、クラスメイトにコピーを配る程の大人気アイテムです。
勉強尽くしのえーちゃんが「運動不足解消」のため訪れたのはテニスクラブ「STC」。ここは同級生の鷹崎奈津も所属しており、テニスプロ養成クラブでした。運動経験が0のえーちゃんですが、持ち前の異常な完璧主義を発揮し1日数時間に及ぶ壁当てを始めます。驚異的な集中力と動体視力、さらにはえーちゃんノートテニス版を武器に、いつしか「プロ」を夢見るようになっていくのでした。

高校生でプロを目指すのは遅すぎる
STCでは小学生もプロを目指して取り組んでいます。高校生でも「運動不足解消」という年齢に合わない理由で訪れた栄一郎は小学生以下の能力です。さらにいえばテニスの試合相手は高校生以上の同年代になりますので、「初勝利」は遠いものです。現実なら既に諦めているでしょう。
優等生で受験も絡めば、いきなりテニスのプロというのは両親の反対も当然です。普通に勉強していれば栄一郎は大学→一流企業→定年と安定した生活は目に見えています。わざわざ悔しい思いをし、歯を食いしばって体力・技術を作る必要はないはずです。しかし栄一郎はテニスと鷹崎奈津に出会ってしまったのですよね・・・親の目で見ると辛いなこれ・・・
「一生もの」を見つけた栄一郎がうらやましい
テニスに出会って今まで熱中したものがない事に気付く栄一郎。その情熱が一気に爆発してしまったようで、周囲から心配もされます。しかし「テニスで食べていけるっていいなあ」というセリフ、これが努力する理由の全てです。負ける回数が多くても好きな事と認め、これで生きていくと決心するなんて眩しすぎる!
間に合わない努力はないと熱意が伝わってきました。流石に僕では今からスポーツのプロなんて無理ですが、「一生ものになる何か」は見つかるかもしれません。割と楽しくしてるのですが、なんだかスポ根物見ると「熱中したい!」という症状が出るんですよね。読むたびに沸々としてくるので、とりあえず筋トレしておきます。
コメント も、文句以外で・・・