キャラが立ってる作品
完全美少女「古見硝子」の悩みとは
伊丹高校に入学した只野仁人は、中学時代の黒歴史を踏まえ高校では波風を立てず生活しようと決意しています。周囲に溶け込むように意識して辿り着いた下駄箱で、今まで出会ったことのない美女と遭遇をし「さすが進学校!!!」と入学を噛みしめます。しかしその美女からは睨まれ、挨拶すら交わしてもらえませんでした。
教室で知ったのは、下駄箱の美女は古見硝子という名で、寡黙な同級生ということ。一言も話さず自己紹介を終えた古見さんの後、只野は目立つ事なく自己紹介を終えます。何の関係もない2人ですが、只野はふとした事から古見さんは他者と話すことが苦手としります。そして彼女の夢は「友達100人」。1人目の友達となった只野は残り99人の友達作りを手伝いますが、なかなかどうして・・・・・・・
ほのぼのだけど変人だらけの伊丹高校
本作の舞台となる伊丹高校は名前の通り異端です。県内指折りの進学校でありながら、試験は面接によるもので、合格基準は「個性的かどうか」になっています。個性的かどうかを判定する試験・・・何か一発芸的な・・・?そんな高校なので学生達も目を疑うレベルの変わり者ばかりです。
古見さんにはしっかりとストーカーが付き、只野の男友達は高校から女性になっているという序盤。さらに犬になりたい女子生徒、忍者の姿の古見親衛隊と色とりどりのキャラクター達が2人の周りを固めます。このメンバーで古見さんの友人になるのは誰なのか?そしてこんな友達が本当に欲しいのか?そんなストーリー・・・
一言も話さずに友達を増やせるのか
古見さんは登場1話目から神格化されており、友達の枠を振り切ってしまっています。そこに会話が出来ない極度のあがり症が手伝って、話しやすい・気安い存在から遠ざかっています。その隣にいるのが日本の平均男子只野(元ダークサイド)。友達を増やすために「古見さんは普通の女子高生」と宣伝をする姿はほっこりです。
極度過ぎる古見さんもやはり伊丹高校生です。人目を怖がる姿は「あがり症あるある」ですが、ここまで極端だと清々しい。しかし容姿端麗で穏やか、他者に迷惑を掛けないので嫌われる要素はありません。神格化さえされてなければ友達は延々と増え続けるでしょうが・・・そんな「いま一言!」が出せない古見さんのがんばりは励みになります。
「川柳少女」も話さない女子高生の日常奮闘記 ⇑
コメント も、文句以外で・・・