大したことない、明るいシーンは冒頭からせいぜい20分程度。その後は何も救われない、誰も救われない、そんな見るからに沈む作品を趣味一徹掲載の中からご紹介。鬱鬱しい作品の中でも、グッド・ハッピーなエンディングではない品ばかり。抵抗ない方、お断りなので自己責任でお楽しみください。(実話が多いのが恐ろしい・・・)
マッツは鬱系映画が多いんです「偽りなき者」
幼稚園教諭として真面目に勤める男が、幼児に強い好意を持たれて性的加害者と騒がれます。完全な冤罪ですが、”子供が嘘をつくはずがない”という思い込みから”変態野郎”の罵られる羽目に。マッツと北欧作品はミドルクラスの鬱作品が豊富なんですよねえ・・・
鬱レベル
まずはジャブ「存在のない子供たち」
レバノンのスラム街に住む少年が両親を訴えた。それは「僕を産んだ罪を償って」という訴訟でした。鑑賞中はくやし涙とやるせない感情しか湧いて出ません。観終わってからは安堵と少し考え込む時間が必要になる・・・悲しくて切ない、ただそれだけ。
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ここから本番「ウトヤ島 7月22日」
2011年7月22日に実際の起こった事件が題材。ノルウェーのキャンプ地で起こった72分間に及ぶテロ組織の惨殺に目を背けずにいられません。ノーカットでBGMなしの本作はリアル過ぎました。兎に角、恐怖を感じさせる作品で残った傷跡もそのままです。
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本人も起こした理由がわからない「二トラム」
1996年4月28日にオーストラリアで起こったポート・アーサー大量殺人事件が題材。死者35名となる事件を起こした男に焦点を当て、家族・社会への問題提起作品として作られています。しかし忘れてはいけない、この男は異常者なんだと。
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生きるのが辛い「スノータウン」
1992年から数年にかけて起こった連続殺人事件が題材。同性愛者や小児性愛者に憎悪を抱いた集団の行動で、行き過ぎた成敗から始まったようです。カルト思想が入り混じった犯行で、オーストラリアで最も有名な猟奇殺人事件です。
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上映禁止されていた作品「アングスト」
これまた実話。オーストラリアで起こったアルトライター家惨殺事件が題材。グロ表現強く、数時間に及ぶ拷問にペット殺害等と胸糞要素もフンダンに入っています。”こんな人間も存在する”という意味では知っておいた方が良いのですが、作品を是非見てね、とは言い難いのが正直な所です。
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不条理で救われない「Mr.タスク」
セイウチを作りたいという博士に改造される不幸な男。ジョニデがふざけてたりギャグ系ではあるのですが、その姿と心情を想うと何故か観る側の胸が痛みます。コメディと観れるのか、それとも鬱と観てしまうのか。僕は非常に落ち込む作品でした。
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最悪の胸糞映画「ファニーゲーム」
とある幸福で普通な一家が、遊びに行った別荘で出会った2人組の男。白い長そで、白い手袋、そして奇妙な会話と全てが不穏。そして彼らが始めるゲームは、彼らにしかルールの分からない胸糞ゲーム。救いが全くなく、観た後のモヤモヤは残尿感より不愉快。観て損しかありませんが、鬱・胸糞好きには趣を感じさせる一作。
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コメント も、文句以外で・・・