特殊部隊「ゴースト」
南米ボリビアを舞台に麻薬カルテル”サンタ・ブランカ”を壊滅させるべく派遣された特殊部隊ゴースト。4人という超少数精鋭で構成されており、隠密行動を主な任務としているゴーストの目的は、広いボリビア各地に置かれている21人のサンタ・ブランカ・ブション(ボス)の弱体化と、最高幹部エル・ヘフェ・デ・ヘフェスの討伐。
ブションを追うなか、サンタ・ブランカの背後には政府の郡警察部隊”ユニダッド”の姿が確認。ボリビア政府とサンタ・ブランカは癒着しており、完全に腐敗した国家である事を知ります。そんな中、反政府軍である”反乱軍”の存在を知ることになり協力関係を結びます。ボリビアにはびこるカルテルを一掃するため、我々ゴーストの戦いが始まります。
ボリビアの風景と綿密なストーリー
超絶美麗なボリビアの風景は、バイクや車で走るだけでも満足してしまいそうなほど。雨に雪にと天候にも変化があり、旅行気分が味わえるのはUBIクオリティ。PS4とオープンワールドの魅力を最大限に引き出していました。
中ボスともいえる存在はエリアごとに総勢21名。素晴らしいのは、このボス全員に身にストーリーと人柄が設定されています。道を外したヤツもいれば、初めからイカレてるヤツももおり、ミッションも討伐に拉致に情報収集と忙しい本作。何より評価したいのは、全ての攻略方法に変化があり、そして自分で選択できるという所にあるのです。
スナイプ型?忍者みたいに?それともランボー?
プレイヤー以外に3人のNPCが同行します。彼らは百発百中のヘッドショットを約束するゴルゴ的スナイパー。彼らの存在は作戦に”幅”を持たせてくれます。NPCと同じく隠密スナイプもよし、いきなり爆発させて機関銃持って突っ込むもよし。なんなら反乱軍を味方につけて突っ込ませるなんていう、扇動プレイも楽しいものでした。
バイク・車・ヘリと乗り物も豊富な本作は、ラジオ機能も充実しています。雑談を聴いているうちにDJに好感をもってしまう程、余計な遊び心が満載。僕はじっくり複数回プレイして300時間を楽しみました。PS5が主流になった現段階として、PS4で最高のタイトルはこの”ゴーストリコン ワイルドランズ”でした。
コメント も、文句以外で・・・