足りない部分は妄想でストーリーを考える
荒れ果てた世界で魂のみの存在となった主人公。自身の役目も知らぬまま、モンスターが徘徊する森に入っていきます。うっそうとした森を進むと、仄かに火の灯る塔を見つけます。そして中には女神がおり主人公に使命を授けます。更に塔の上には鎖で巨人が繋がれており、巨人と接触する事で主人公は、使命をより具体的に理解する事になりました。
巨人は”腺”を集めてくるように告げます。巨人の鎖は3つの”腺”によって封印されており、腺を引きちぎる事で鎖も消え解放されるという話でした。そのために”腺の守護者たち”を倒し腺をひきちぎるための”力”を主人公に与えます。そうしてこの囚われた巨人を解き放つための旅が始まりました。
適度な死にゲー
ボリュームは少な目ですが、インディーズ作品で安価であることを踏まえれば妥当なソフト。スタート直後は簡単に死んでしまうので”死にゲー”の臭いはありますが、”SEKIRO”や”ソウル”系と比較すれば難易度は低めです。操作に慣れてさえしまえば、”死なないゲーム”になるのでちょっと遊ぶ分には申し分ありません。
本作は回避行動中の無敵時間・L1+R1同時押し攻撃(必殺技)時の無敵時間・硬化(効果中は無敵)が攻撃中や回避行動中でも可能、という3点を理解しておくことで大幅に難易度が変わります。一応パリィもあるのですが、僕は使用することがなく”硬化”だけでも十分にクリアできる設定でした。
あと一歩で名作
独自システム”硬化”はかなり良いシステム。単調な戦いにメリハリを与える要素になっており、後ろに引きたくない時、大きく動きたくない時、避けれない時に咄嗟に使えるかどうかが戦闘のポイントになります。敵の種類もそこそこあり、戦いに工夫が必要で”初見殺し”も豊富で楽しめました。
あと一歩な部分はストーリーが良くわからなくなったり、”一瞥”といった何だったのかよくわからない物の説明がないという点でした。戦闘の面白さに特化しており、ひたすらモンスターを狩りたい!人や、短時間で死にゲーを遊びたいというニーズに対しては大満足な1本です。
コメント も、文句以外で・・・