とんでもない”没入感”
1930年代ヨーロッパ大陸は”帝国”と”連邦”の2大強国に分割されています。にらみ合っていた両国ですがとうとう開戦し、”第2次ヨーロッパ大戦”の幕開けとなります。そして両国に挟まれている”ガリア公国”は中立を守りますが、突如帝国軍からの侵略が始まりました。
巨大軍事国に対し、小国であるガリアは敗走に追い込まれます。その折ガリアに帰ってきたのは本作主人公ウィルキン。彼の周りに友人・仲間・歴戦の兵達が集まりガリア公国のために立ち上がります。こうして始まった義勇軍”第7部隊”の抵抗が、徐々に帝国を押し返していくのですが・・・
第一章 戦火の出会い
戦略的なターン制の戦闘
シュミレーションRPGでマップ上に自軍ユニットを配置する所から始まります。自軍ターンでCP(キャラクターポイント)を消費して攻撃・防御・移動を行い敵の殲滅・拠点奪取を狙います。RPGとしてLvが存在しており、メインストーリー以外で”遊撃戦闘(フリープレイ)”を行いながらLv上げが可能。
兵科の特徴等を活かして進行するのですが、思惑高難易度でした。特に初見殺しがあり一度死ぬと生き返らせることが出来ないので、”誰一人死なない”という縛りプレイを狙うと細かいセーブが必要になります。兵科に対する理解が難易度を下げる要因となります。
ゲームで知る”戦争”の悲惨さ
戦争は悲しみしか生まない、というサブタイトルそのままに重い展開。成長物語で、最後はそれなりに前向きですが、そこには”犠牲”を払って得たものとして語られています。人種差別・大量破壊兵器・政治的暗躍と、現実でもあり得る背景が中高年ゲーマーの没入力を上げています。
水彩画風の優しい絵柄は喜びや幸せを明るくみせつつも、”悲しさ”をより強調しています。絵柄が好みに合い、ストーリー重視・歯ごたえあるゲームを希望している方には”神ゲー”です。
⇑ 争いの果てはダークゾーンに・・・
コメント も、文句以外で・・・