PR
スポンサーリンク
スポンサーリンク

当時は炎上、今では夏の風物詩「エンドレスエイト(涼宮ハルヒ・ネタバレ)」

エンドレスエイト ☆雑談
この記事は約5分で読めます。
記事内に広告が含まれています。

夏は夏じみたことをしないといけない

高校夏休みハルヒは「夏は夏らしく、夏じみたことをしないといけないの。失った時間は決してして取り戻すことはできないいの。だから今やるの。このたった一度切の夏休みに!」とSOS団を集め8月17日から全力で夏休みを楽しみ始めました。

しかしキョンは何か同じことがあった、いわばデジャヴのような感覚に襲われます。元気がない長門との会話で明らかになったのは「8月17日~8月30日を繰り返している」という事実。対有機生命体ヒューマノイド・インターフェイスである長門だけが全てを記録していました・・・ハルヒがやり残さない夏休みを果たすまで延々と続いていくこのループ。抜け出すためには何が必要なのだろうか・・・

オンタイムでは絶望したけど、今では楽しみに

楽しみにしていた2期。第12話~19話まで(細かくは18話まで)毎週同じ会話とストーリー。考えてみてください。DVDではなく週1アニメで8回同じ放送・・・絶望でしたよ。若干の違いはあるものの、大筋同じ動きで3話目からは「もうすぐ解決編」とタカをくくっていましたが、題名「エンドレスエイト」なので8話ですよね・・・。この「放送8回連続」という設定は観ている我々を絶望に落としました。

迎えた19話では恐らく涙した人もいるのではないでしょうか。オンタイムで見、最後まで付き合った猛者達は安堵と歓喜に溢れた瞬間であった事はまちがいありません。この狂った作品に最後は感謝させられるという狂気がありました。

しかし時代変われば不思議なもので、今となっては喜々としてエンドレスエイトを語れるという。毎回服装(水着とか)が変わりセリフも変わります。4話目くらいから声優さんのアドリブが増えた(飽きたんでしょうよ)ということで、今ではその1話ごとの価値が上がっています。「このセリフ・この衣装は何話目」みたいな会話が出来るほどに!!

悲劇のヒロイン「長門有希」の憂鬱

僕達が経験したのは8回。全てを記録(覚えている)していしまう長門が経験した8月17日~30日は15,532回・・・夏休み中にやりたいことなんて全て終わってるのではないかな。長門の気持ちを理解するため、ニコニコ動画では「エンドレスエイト88時間連続視聴」という長門疑似体験チャレンジも開催されました。単純に地獄でした。自分は大丈夫なのだろうか・・・と悩む程に・・・

長門の気持ちは図り知れませんが、人間であれば精神崩壊は免れないでしょう。鬱作品は世に多く存在するけれど、これほどの鬱体験を超える物は少ないでしょう。キョンの苦労も理解できますが、今から見る方は是非”長門”の気持ちになってれば新たな感動が生まれます。

文学にまで昇華された問題作

アニメの12話~19話というだけなのですが、放送当時から考察は盛り上がっています。そしてとうとう2018年にエンドレスエイトだけの考察本が出版されます。分析哲学が「ただの芸術論には興味ありません」として本気で理屈考察しています。

「ふざけている」「続き見せろ」「狂ったのか」と言われたこの複数回ですが、すっかり夏の定番作品になりました。「涼宮ハルヒシリーズ」が永く愛され、そして観られているのは、こういった”理解しがたい現象”を体現したことも理由です。まだ知らない方は是非夏の定番作品、「エンドレスエイト」をお楽しみ(?)ください。

カテゴリーから作品を探す
☆雑談
シェアされると喜びます

コメント も、文句以外で・・・

タイトルとURLをコピーしました