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奇病「中二病」を爆発感染させた元凶はこの男だ!!!「飛影(幽★遊★白書)」

中二病 ☆複数まとめ
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※特定の人物に限りではありますが完全ネタばれです赤はポイント 青は症状について

まだ「中二病」という概念すら定かでなかった1990年初頭。ある漫画キャラクターの出現をきっかけに思春期の少年・少女たちに異変があらわれた。突然腕が疼きだし包帯を巻かねば落ち着かず、さらには体の中に得体の知れない生き物「幻獣」を感じるようになってしまう。あれから30年経った今でも、その後遺症に悩まされ更に広がり続けるこの奇病の元凶を日本は知るべきであろう。

静かなる登場

「幽★遊★白書」の主人公である浦飯幽助が死地から生き返り、友人桑原和馬と合流した3巻act20ー三匹の妖怪見開きの真ん中に居座る小柄な男「目的のためには手段を選ばない正体不明な妖怪」として登場。手には切った人間を魔物に変える「降魔の剣」を持つ。まだ目立たぬこの妖怪「飛影」と浦飯の対決は少し後になる・・・

じゃ、、、邪眼師だとぅ、、、

そして同巻act23-邪眼師・飛影!!という題名が・・・「邪眼師」の響きは既に少年・少女たちの潜在意識に中にすりこまれてしまった。額の眼が遠方を覗ける・・・しかし当然それだけではないだろう。何故か自分の額を触れてしまった。あれは初期症状だったのだろうか。

しかし飛影は浦飯の幼馴染を拉致する。眼が覚めた・・・これは単なる敵だ。卑劣な手段をとる姿と台詞に小物感がにじみ出ている。確かに強いが所詮は浦飯が成長するための敵だと気づいた。きっと前述した症状は思い過ごしだったのだろう。

再登場は仲間!?

四聖獣と呼ばれる妖怪を追う浦飯と桑原。無数の敵に囲まれた時に現れたのは2人の妖怪、飛影と蔵馬4巻act34ー裏切りの門で姿を現し前回の罪を償うために手伝うという。実力は認めているので悪くはないが、大丈夫なのか。

罠にかかり早速裏切りシチュエーション。しかしここで飛影は四聖に対して「オレの子分になるなら許してやる。命乞いをするのは今のうちだ!!」と言い放ち、尚且つ浦飯には「貴様らを助けたわけじゃない、頭数がいた方がいいと思っただけ」・・・なんと現代でいうツンデレ邪眼・ツンデレという危険な装備を持つ男・・・脳内で何かおかしなキャラが生まれている・・・いや、気のせいだろう・・・

え・・・!?何かっこいい・・・将来性がある・・・

4巻act39-飛影出戦!!いよいよ仲間としての初バトル。敵は青龍という拳法家スタイル。”魔闘凍霊拳”という絶対零度の拳を秒間百発叩き込む、まさに人外の敵。強さを見せるため、自分の仲間にこの拳を放つ外道・・・あれ?飛影が怒りモード?

対峙した次ページ、、、青龍が16回切られ散る・・・圧倒的な強さを見せ付けた飛影だが、浦飯の「次はオレがやられるかもな」に対し「・・・・・・・・さぁな」と一言この男はこれから大きくなると感じさせたエピソードであった。

危険!!!中二病シグナル!!!

暗黒武術大会編に入った今回、7巻act57ー恐怖の炎熱地獄!!とうとう飛影が本格的に感染させ始めた危険なバトルシーンが。妖気の炎を纏う妖怪の一撃で炭になった飛影・・・のはずが・・・無傷・・・!?そしてとうとう伝説となる技の原型を放つ!!!!

炎殺黒龍波!!

なんだ・・・その名は・・・週間少年ジャンプを読みながら自然と一緒に手をかざす・・・右手に纏った黒い炎が龍となり喰らい、そして燃やし尽くす。対峙した相手は消え去った・・・壁に影だけを残して・・・この技をもって飛影はact60に行われた第1回キャラクター人気投票で1位となる。この頃にはもう少年少女達の心に黒龍が住み着いていたのだ・・・

感染爆発へのカウントダウン、飛影の連戦

武術大会で4強となった浦飯チーム。しかし飛影は前回の黒龍波の後遺症、浦飯は修行で大会離脱と満身創痍状態。そんな状態だが嬉々として飛影が「オレが全部やる」と前に出る。敵である裏御伽チームは1人目魔金太郎を一蹴され、登場してきた2人目は裏桃太郎。9巻act80ー無敵・武獣装甲!!の題目とおり、裏桃太郎のダメージを受けるほど強くなる装甲は、邪王炎殺煉獄焦を喰らってもびくともしない体に

黒龍波を撃てない状態の飛影が「この技だけは使うまいと思っていたが・・・」の台詞危ない!!!病原菌が生まれる瞬間だと察知する。見てはいけない、しかし眼が離せない。そしてとうとう発動してしまう

「邪王炎殺剣!!」

折れた刃が炎を纏う。どんな技にも耐える体となった魔桃太郎の体を2分したその技は、妖気と炎をドッキングし強度を増加。恐るべき破壊力、そして感染力!!!!脳内で繰り返されるこの技名は”最強の武器強化”として少年少女達の心に刻まれてしまった。。。

放たれた「病原菌」人類は中二病に冒される

11巻act98-鎧の理由!!ではとうとう飛影が完成してしまう。邪眼を持ち黒龍を放つという危険な男は、とうとう伝説の装備を纏っての出番。そう、”右腕に包帯”である。しかも”忌呪帯法”という禁忌な巻き方だとか・・・普段見向きもしない薬箱に眼が行く。その中に使用した事がない”包帯”を見つけた・・・

A 「包帯を巻いて見る」 

B「巻かずに漫画を読む」

Aを選んだ少年・少女はもう戻れない・・・残念ながら大きな病に冒され、後遺症にも悩まされるだろう・・・

Bを選んだ少年・少女はまだ間に合う。ここで引き返せばだ・・・次actは抗う事はできぬまま感染するのだから・・・

そして包帯は解かれる・・・右腕に纏った黒い龍の姿を見せるために・・・

最終章・・・爆発は止められない・・・

11巻act99ー喰うか喰われるか!!では冒頭から「見せてやる極めた黒龍波をな」と右手から禍々しい妖気をあふれ出す。そして惜しげもなく完成されたあの技

「炎殺黒龍波!!」

しかし敵もさるもの・・・なんと暴れ狂う龍を飛影に跳ね返したのだ・・・終わった・・・飛影が?違う、「見せたいものはこれからだぞ・・・」

黒龍波は敵を焼き尽くす技にあらず、術師が喰らって妖力を爆発的に高める起爆剤(えさ)なのよ。

抗えない魅惑の技「炎殺黒龍波」。このブログ内で3回技名が出ているが、間違いなく読んでいる者の3割は声に出して呼んでしまっただろう・・・叫んだ者は末期だ。

ここから一部の少年・少女達の話し方が変わり、黒い衣服を好み、腕に包帯が標準装備となってしまう。邪眼・邪王炎殺剣・黒い龍の封印・包帯・諸刃の剣・炎殺黒龍波という数々の感染系スキルを使用した飛影の目論見”中二病蔓延”は果たされた

そして1990年代後半から2000年にかけて「中二病」という名は日本中に、更に2010年には世界中に広がってしまったのだった・・・

治療薬もワクチンもない・・・そんな奇病を患ってしまった者の望みは一つ。

富樫先生、「HUNTER×HUNTER」を完結までお願いします(土下座)。

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