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”誰のため”に存在する刑法なのか「39 刑法第39条」

1999年の映画「39 刑法第39条」のあらすじと感想。若い夫婦が殺害された集合住宅地。犯人はすぐ見つかりますが、精神的に不安定な男でした。そして刑法第39条”心身喪失者の行為は罰せず”を主張する弁護人。これは誰のための刑法か。
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電気がないと生きていけない!?「サバイバルファミリー」

2017年の映画「サバイバルファミリー」のあらすじと感想。突然の停電に戸惑う鈴木一家。スマホの充電どころかトイレの水も出ません。外を見ると、なんと地域全てが停電に!?電機は現代人のアキレスポイントなのです。
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上手く生きるには、何を諦めればいいですか・・・「すばらしき世界」

2021年の映画「すばらしき世界」のあらすじと感想。旭川刑務所から13年の刑期を終え出所した男。次はカタギになる!と上京します。この男を中心に下町の人間の温かさと、日本社会の生きにくさを描いています。何かがこみあげて来る作品でした。
名作?迷作?B級LOVE

白・黒ではなく”ふんぎり”を付けたい「くれなずめ」

2021年の映画「くれなずめ」のあらすじと感想。高校時代からの仲間達が、結婚披露宴で余興をするために集まります。カラオケで盛り上がる6人ですが、吉田から「おれってさあ、ほら、5年前に死んでる」。泣かされたことが悔しい、そんな作品です。
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破滅を見届けたい男「不能犯」

2017年の映画「不能犯」のあらすじと感想。連続変死事件の現場でいつも目撃される黒スーツの男。犯人とわかっていても”不能犯”な為、証拠の立証ができません。この危険な男に警察官の多田友子が近づきますが・・・松坂桃李のイメージを変えた逸品です。
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日本古来の”幽霊奇譚”を露伴が胆のう「岸部露伴 ルーヴルへ行く」

2023年の映画「岸部露伴 ルーヴルへ行く」のあらすじと感想。特殊能力”ヘヴンズ・ドアー”で人を小説に変え、記憶と心を覗く能力を持つ岸部露伴。今回は最も邪悪でこの世にあり得ない”黒”を巡ってルーヴルへ。そしてラストは泉の胆力に感動すら覚えるのであった!
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相撲、始めました!・・・仕方なく「シコふんじゃった。」

1992年の映画「シコふんじゃった。」のあらすじと感想。コネで一流企業への就職が決まっている大学4年の山本。しかし実は単位不足。そして教授からされた提案は「相撲やれよ。」。90年代のコメディで、竹中直人が愛おしい名作。
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人類の味方、ではなく警鐘だった初期設定復活「シン・ゴジラ」

シン・シリーズ、ゴジラの感想とあらすじ。人類の味方という昨今のゴジラ像から、初期の絶望的存在な怪獣を前面に押し出した作品。放射能に警鐘を鳴らしていた特撮怪獣の復活でした。あと対怪獣のために電車を含めた在来線は残さなければなりませんよ。
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猫出せば何でも観ると思ってるだろ?観てやるよ!「猫忍」

2017年の映画「猫忍」のあらすじと感想。変化の術を極めた父と生き別れた陽炎太。ある日最後に父が化けた猫と再会します。しかし父はお尋ね者であり、正体を隠さなければいけません。陽炎太は父(猫)を護りながら元に戻す方法を探すのでした。
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優しすぎる心に不条理な過去、それが邦画のダークヒーロー「シン・仮面ライダー」

シン・仮面ライダー
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ブラックユーモアをフンダンに取り入れてみたコメディサイコスリラー邦画「メランコリック」

2018年のサイコパススリラー邦画。パっとしないオタク青年が、銭湯”松の湯”でアルバイトを始めます。しかしこの銭湯は裏稼業も請け負っています。いつの間にやら巻き込まれる青年ですが、割の良いバイト代に目がくらんでズブズブと入り込んでしまうのでした。
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必要なのは”古い・新しい”ではなく温故知新「騙し絵の牙」

大手出版社・薫風社の高野恵は二階堂大作の作家人生40周年パーティーに参加し、薫風社の雑誌”トリニティー”の速水輝と出会います。速水は大物作家に“物言う姿勢”を見せます。高野も釣られて「登場する女性の人物像が古いと感じます。」と口から出てしまいますが、速水は高野を”時代の変化と共に”を求める者と認識するのでした。