電気機械類全てが動かない
ちょっとした停電のつもりが・・・
仕事づくめの夫:義之、魚も捌けない妻:光恵、ファーストフード好きの息子:賢司とスマホばっかりな娘:結衣。鈴木一家はどこにでもある一般的な家庭です。この日、目を覚ました義之は目覚まし時計が止まっている事に慌てます。起きて来ると光恵も大慌てで「停電みたいなの。」と話しています。そして2人の子供もスマホを見て大慌て。
各々職場や学校へ向かおうとしますが、どうやらマンション全体が停電らしくエレベーターも停止中。階段で降りて職場へ向かう義之ですが、電車も止まっており何故か車も動きません。徒歩で辿り着いた職場も扉が開かず大騒ぎとなっています。”電気が無い!?”そんな生活できるのか!?
電気類が止まるとは・・・
今回はバッテリー類等も何故か止まっています。そのため電気機器全てが不能な状態。特に大変なのが電車・飛行機等の交通手段とスマホ・・・だとお思いでしょうか。知ってましたか・・・トイレも水が出なくなるんですよ・・・。貯水槽とか動きません。こっちの方が大変なのです。
実は僕の勤める施設でも停電がありました。施設の為だけに設置された電信柱に不具合が・・・。周囲は灯りが付くのに。19時間程度ではありますが、電気が無い生活は不安・・・なのは職員側。入居者の皆さんはラジオやゴロゴロして「仕方ない事」と余裕の逞しさで、誰からも苦情が出ないという有難い話です。なので当面の問題は電気、というより”水の確保”でした。
先人達は”生き方”を残している
豊かな生活に慣れた鈴木一家ですが、かなり我慢強く理性の強い一家でした。トイレと風呂がないと暴れそうなモノですが、空腹すら現在の状況を把握して駄々は少な目。”生きる”を目的にすると、清潔と食料の重要度は下がります。とにかく水と火を確保。それさえできれば、後は何とかなるんです。
本作は電気頼りな現代人に警鐘を鳴らした作品。こんな事が起こると気づかされるのは、先人の知恵の大切さ。サバイバル術に関しては電子書籍ではなく、紙媒体の物をお勧めします。本作は震災ではなく”電気使用不可”というだけな状態ですので、生存確率自体は非常に高い事態。まあ、それでも僕ならパニックしてますがね。
コメント も、文句以外で・・・