「天才集団」の響きがたまらない・・・
11歳の少年がNASAにハッキング
11歳のウォルター・オブライエンはIQ197の大天才。アイルランドで暮らすウォルターはその頭脳を持て余し、NASAのコンピューターをハッキングしてしまいます。ハッキングされたアメリカ政府も11歳の少年ということに驚きますが、その頭脳を活かしてほしいと協力を依頼します。喜んで協力したウォルターですが、自分の開発が戦争に使われた事を知り、絶望するとともに政府から離れてしまいました。
時はたち、大人になったウォルターは「スコーピオン」という会社を設立します。行動心理学・数学・機械学の天才3人にウォルターと、総合IQ700を超える天才たちの集まりです。しかし設立間もない会社に依頼はなく、暇をもて余す毎日。そんな時少年時代にウォルターに協力を依頼した捜査官ガロが訪れます。ロサンゼルスで起きている墜落寸前の旅客機を救って欲しいとの依頼。これが「スコーピオン」の初仕事となります。
ウォルターは実在している?
このドラマはウォルター・オブライエンという実在の人物がモデルになっています。モデルですので当然本人も天才。「Scorpion Computer Serices」という会社のCEOで、ドラマのスコーピオンという会社名はここからきていました。このドラマによって当然注目され、過去の実績でも様々な噂がされる人物となっています。
なかなか厳しい噂が多いようですが、13歳でハッキングを行い、軍のヘリが来たというだけで凄いと思います。そこだけ切り取ってもドラマにもってこいな自分つ。輝かしい経歴をもつウォルターの物語ではありますが、脚色が多くドキュメンタリーではありません。あくまで「モデルがいるよ」程度でオリジナリティ溢れるドラマ作品です。
天才の考えは常人にはわからない、逆もしかり
本作登場の天才達はやはり変わり者。さらに各自が「自分が正しい」と言い切るので毎回もめます。他者に対して「自分より劣っている」という態度が見え、不愉快に感じるシーンも多いのですが、しかし実際にはそんな風に思ってないのです。「僕のような常人に理解できない、ということが理解できない」だけでした。これはコミュニケーションに関しては致命的です。
この「スコーピオン」は天才が多く、しかし普通の生活・社会人達と協力して解決する問題が多くあります。そんな問題に携わりながら対人関係が成長していく「スコーピオン」の天才達の様子と、作中通じて色々と変な知識が出てくるのが面白い。ぱっと見賢く見えない集団ですが、そこが逆に天才ならではなんですね。
※ちょっとネタバレ!!どうしても!!割と面白く気に入っていたのですが、スター評価3には理由があります。それは打ち切り終了が凄すぎる!!!!シーズン4で「THE打ち切り」な終わり方をしてしまい、物語の途中なのが不満です。海外ドラマによくあるのですが、もうちょっとしっかり終わってほしかった・・・
天才が苦悩する作品は観ていてスカッと・・・違う、観ていて心苦しくなりますね
コメント も、文句以外で・・・