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赤い左眼が死者を救う・・・中二チックでかっこいいじゃないか・・・「心霊探偵八雲1 ~赤い瞳は知っている~」

心霊探偵八雲 小説
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4.0 八雲がデレるのはもっと先

よくある学校の怪談

とある大学キャンパスの外れにある雑木林。その奥に建てられたコンクリ造りの平屋。この建物付近では昔から幽霊が出ると噂が絶えません。そこに興味本位に近づいた2人の男子生徒と1人の女子生徒。そして3人は見てしまいます・・・鉄格子の隙間から覗いてる”あの目”を・・・

この出来事からおかしくなったのは女子生徒。心配した友人の小沢春香”この手の話に詳しい”と有名斎藤八雲が居座る”映画研究同好会”の部屋を訪れます。しかし八雲はのらりくらりと乗り気でない様子。その怪しさに疑う春香に八雲は伝えます。「ぼくには超能力はない。ぼくはただ死んだ人の魂が見えるだけなんだよ。」と・・・

トラブル春香とツンな八雲

ヒロイン春香ですが、むしろ彼女は主人公特性有人が良く巻き込まれやすい上に、ちゃんと幽霊の方々と縁を持ち合わせています。仕事の大半を彼女が持ってくることになるため、”幽霊探偵”の営業部長となるキーマン、と言えば言葉が良いのですが単なるトラブルメイカーなのかも・・・

主人公八雲の特性はツンツン。ぶっきらぼうで悪態をつき、話の腰を折っては小馬鹿にした態度を見せます。そして消費税込み2万5千円で春香の依頼を受けるという、ボランティア精神のない男です。しかし彼は持っているのです・・・”赤い瞳”を!!!

特殊な力に葛藤とか・・・

八雲は死者が見える赤い目を受け入れています。しかし他の誰も知れない世界を一人で歩くということは、やはり他の誰とも違う経験をしてしまいます。普通ではない生活が普通という葛藤に苦しむ八雲は、中二病患者そんな弱みを見せないためにツンしているのです。

ホラー描写は濃いので、幽霊物苦手な僕は昼間に読みます(ほんと怖いよ)。しかしテンポが良く、キャラの掛け合いも面白いため完結まで愛読しました。2人の関係性の変化や、これから登場するキャラ達がまさに愛でる・推せるという言葉が値します。そして何より八雲の”うう・・・俺の左眼が・・・”(注:こんな描写ありません)に惚れました

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