1話目から心奪われました
あのジャン・クロード・ヴァン・ダムの正体とは!?
往年のアクションスターであるジャン=クロード・ヴァン・ダムは映画界から引退し、平凡な生活を送っていました。そんな時、過去に仕事上の仲間でありながらも恋に落ちた女性、ヴァネッサと再開します。期待して話しかけるジャンに対してヴァネッサは「まだ仕事を続けているの。忙しいから。」と突き放した態度を見せます。ヴァネッサの心を取り戻すべくジャンは仕事に復帰する決意をします。
しかしこのヴァネッサが続けている仕事は映画関係ではありませんでした。ジャンもアクション俳優は仮の姿、本当の姿は国際特殊工作員ジャン=クロード・ヴァン・ジョンソン。凄腕工作員として、そして世界のアクションスターとして再びジャン=クロードの戦いの日々が始まる・・・のですが、どうもアクションも時代からも取り残されているような・・・
ヴァン・ダムを知れば更に面白い(笑)
元々本当に凄腕の格闘家。1980年代後半に入って映画「ブラッドスポーツ」で主役に抜擢されブレイクします。「ライオンハート」「ユニバーサル・ソルジャー」等を経て肉体派アクション俳優として有名になり、1994年の「タイム・コップ」で盤石の物に!なるはずだったのですが、この辺りから低迷してます。
しかしヴァン・ダム自身前向きなのと、ブレイクするまでが永かったこともあり、ここから男前→自虐ネタへと転向。渋いアクション俳優から、昔すごかったんだぜ?本当だぜ?なネタに走ったのはとても面白く好感が持てました。2012年の「エクスペンダブルズ2」でスタローンと対決し、若い人達の目にも止まりますが、しっかし低迷し2016年「ジャン・クロード・ヴァン・ジョンソン」がAmazonプライム・オリジナル作品として登場しました。
世界は英雄を待っている
「股わりの人」で一世風靡
ヴァン・ダムと言えば「股わり」なのです。この辺はググってみれば画像盛りだくさんで、皆すぐに納得します。80年代の欧州アクションで「股わり避け」からの「股間パンチ」、そして回し蹴りは彼の専売特許でした。綺麗に一直線に伸びた足は美しく、芸術的な股わりは爆笑パロディ動画として現在でも語り継がれて(権利の都合でリンクできなかったの)いました。
本作は自虐コメディとして非常に秀逸。真面目な役を知っているからこそ楽しめる、という第一印象だったのですが思惑コメディ作品としても面白い。ヴァン・ダムを知らなくても楽しめる設定と、シリアスな風貌の主人公が抜けてる辺りは笑えました。過去の自虐作品「その男、ヴァン・ダム」と比較しても、突き抜けた感じの今作。是非股わりで世界を救う男を観て欲しい!
コメント も、文句以外で・・・