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好奇心は恋心を抱かせる、”男って奴は・・・”な作品「鑑定士と顔のない依頼人」

鑑定士と顔のない依頼人 ☆映画あらすじと感想
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鑑定士と顔のない依頼人(字幕版)

3.6 男なら仕方ないさ・・・

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オークションの紳士

凄腕鑑定士のヴァージル・オールドマンは、オークション会場でその能力を発揮しています。潔癖症で変わり者のヴァージルは、常に手袋をつけておりレストランでは自分専用の食器を使います。そして今までに”恋”をした事がないためか、趣味は美女肖像画のコレクション。そんなヴァージルに「両親が残した家具や絵画を鑑定して欲しい。」と依頼が入ります。

そして迎えた鑑定の日、指定された場所に依頼人クレアの姿はありません。翌日クレアから謝罪の電話がきますが、ヴァージルは立腹し「鑑定はしない。」と電話を切ります。しかし彼女は外に出れない事情があると泣きつき、同情心から鑑定を引き受けます。その後も姿を見せないクレアですが、ヴァージルは鑑定商品の中に古く錆びた歯車を見つけます。この手のひらサイズの歯車が、ヴァージルの運命を狂わせていくのでした。

彩美に溢れた芸術作品

主人公が凄腕鑑定士ということで、非常に洗練された”美しさ”のある作品でした。ヴァージルの集めた肖像画なんて、自宅の秘密部屋に所狭しと飾られており圧巻。オークション品やクレアの洋館も、視界に入る物全て計算された美しさがあります。もちろんクレア本人も綺麗なんですよ。

ミスリードの為に使用されたのは”絵画”の数々。ちょっとひねりを加えてアレンジされたオリジナル絵画も多く、”それっぽい絵”を登場させていました。しかしヴァージルのコレクションは実在の絵画が多いので、肖像絵画をググって照らし合わせるのも楽しい物です(おかしい行動ですかね・・・?)。しかしこんなに美女絵画を集めるヴァージル。やっぱり恋愛に憧れとかあるんでしょうねえ・・・

ヴァージルじゃなくても興味がわく

姿を見せないクレアですが、使用人によると27歳ぐらい・11年働いていたが見た事はない・広場恐怖症の為、屋敷でも自室以外に出てこれないという事でした。女性と交際した事ない50代以上の男性なら興味を持つのが自然です。そこには単なる好奇心と共に、淡い期待もあったのではないでしょうか。ヴァージルも例外に漏れず強く惹かれていきました。

男心をわし掴んだクレアですが、その症状は異常的でした。それでも尽くすのは盲目になっていたからでしょうねえ。どうしようもなく”男って奴は”と溜息の漏れる作品ですが、悲しいぐらいヴァージルの行動が理解できます。一生に一回の恋愛と考えるならば、がっつりのめり込むのも悪くないですね。・・・結末はどうあれ・・・ね・・・・

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