沼のように引き込まれるシリーズ・・・
”重苦しい北欧映画”の代表格ともいえる特捜部Qシリーズ。観る度に陰鬱テーマなのにハマってしまう要因の一つとして、カールという真のツンデレ(おっさん)とアサドという心優しきヒロイン(おっさん)のイチャコラ会話があります。そんなバディにも注目しながら、凍えるような北欧作品を楽しんでいきましょう!
特捜部Q設立 「檻の中の女(2013)」
とある捜査で仲間が殉職してしまったカール。アルコールに溺れ、ずたぼろの状態の彼に命じられたのは過去に起こった未解決事件の資料整理「特捜部Q」への異動。そこで待っていたのはアサド。不味いコーヒーを淹れる彼と共に、女性議員ミデーレ・ルンゴー失踪事件の調査を開始。ここにツンデレ・ヒロインと最強属性を携えたおっさん2人のチームが結成されたのでした。
出番の少ない新人登場 「キジ殺し(2014)」
前回結果を出した特捜部Q。評価も上がり、捜査のために専属秘書ローサも配属されます。しかしカールは相変わらず仕事の虫。アサドに引っ張り出されパーティに参加しますが、居心地悪くすぐに帰ろうとします。そんな折に声をかけてきた初老の男が事件を運んできます。今回はアサドとローサの出番が少な目で、カールの捜査能力が最大限発揮される回でした。
それぞれの信仰の違い 「Pからのメッセージ(2016)」
特捜部Qアサドの元へ手紙の入ったボトルが届きます。カールを誘い調査を始めると、10年前に起こった子供2人の行方不明事件に辿り着きます。信仰心を利用した今回の事件ではカールの無神論VSアサドの信仰心の掛け合いが面白い。アサドに向かって「宗教なんてイカレてる」と言うカールですが、最後は少し神様の存在に祈ります。
やっぱり特捜部Qはこの2人 「カルテ番号64(2018)」
カールの独りよがりな提案で突然アサドの異動が決まった頃、とある湖畔でテーブルを囲んだ3体のミイラが発見されます。調査すればするする程に謎が深まるこの事件で、カールは本当に必要なモノに気付きます。これから更に2人の仲睦まじい姿が・・・と思い気や特捜部Qシリーズの実写は今作で最期とか・・・しかし僕は諦めず、このツンデレ+ヒロイン属性のおっさん2人の更なる続編を期待しつづけます。
新たな”特捜部Q”シリーズの始まり「知りすぎたマルコ(2022)」
子児愛性者と疑われた公務員の失踪事件。そこには”国家プロジェクト””失踪事件捜査期間2週間”というキーワードが。そして4年経った現在、その公務員のパスポートを持った少年が現れます。難事件に集中するカールの手腕に注目です。おっさん2人の更なる続編が帰ってきました・・・が、キャストが大幅変更されていました。過去4作が好きすぎた為に今作では馴染めませんでしたが、以後の続編には期待していますよ!
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