ここまでやれば悪くない!
古代生物ノットジラ
日本で発見された謎の古代生物ノットジラは退治され、卵だけが残りました。古代生物学者ホンダ・イチヒロはノットジラを守る為、リュックに卵を隠し飛行機に乗ります。しかし機内でのトイレで惨劇が!?トイレを流すと水流が強すぎたためにトイレ内の物全てを引き寄せてしまいます。そして勿論、卵までが流されアメリカ国土に落ちてしまいました。
卵を手に入れたのはアメリカ核物理学者ブロウハート博士・・・の助手シェリー博士。とりあえずブロウハート博士に預けるのですが卵が動き始めます。そして職場でビールを煽って酔っ払ったブロウハートは産まれてすぐの怪獣にビールを与えます。しかしこの怪獣、アルコールを飲むと巨大化・凶暴化してしまうモンスターだったのです。世界の運命は如何に!?
特撮作品全てをオマージュしている・・・?
雑!!!凄く好みでした。ノットジラは前にファスナーが付いており、いつ開けるのかと楽しみになってしまいます。登場する世界各国の博士達はイカレており、難しい言葉を使おうとして会話にならないという正に茶番劇。建物も設備も乗り物も僕でも作れるレベルでイカシテマス。
ゴジラっぽい怪獣の鳴き声は「ぴかちゅう~」で核実験ではサングラスしておけば大丈夫。ちょっと核汚染されたら体が緑色に発光してしまうという恐ろしさ。チープ感も雑さも、ここまでしてくれれば文句なしでした。
”God”じゃなくて”Not”
決してゴジラではない本作。ストーリーや会話に意味はなく、とにかく突き進んでいくこの作品は恐らく賛否両論。アメリカ映画ですが、各国(自国含めて)全てをオマージュという名目で小馬鹿にした、構想から十年もかかったのが信じられない迷作。良い点としては、全てが想像を超えて(違って)いたというオリジナル性でした。
不思議なモノで、やりきった作品に駄作はないものです。俳句バトルは何が起こったのか未だに理解できませんし、最後までギャグもよくわかりませんでした。しかしこの作品には確かに”他にはない”何かを感じる事ができました。評価が1か4か(5はないだろう)に分かれそうなノットジラ。酷いデキとは思いますが、もしノットジラ2が出たら観てしまうでしょう。”とにかく時間を無駄にしたい!”時には抜群にお勧めします。
⇑ どっちがくだらないか名勝負
コメント も、文句以外で・・・