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生きるとはどういうことだろう「君の膵臓をたべたい」

君の膵臓をたべたい 小説
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4.5 膝ガクガクして泣いた

病院で拾った自作文庫

高校生の「僕」病院で1冊の文庫本を拾います。題名には「共病文庫」と書かれており、クラスメイト山内桜良による自作の物でした。そこに綴られた内容は彼女は膵臓の病気を抱えており、もう長くはないことが書かれていました。僕は意図せず家族以外で唯一桜良の秘密を知ってしまったのでした。

桜良の秘蜜を握ってしまった僕ですがそれが原因で、桜良に「死ぬ前にやりたいこと」を手伝うよう強要されることになります。根暗で一人ぼっちの僕は、明い桜良引きずられるようにつき合っていきます。そして他者を受けれられなかった僕に変化が起きます。同時に桜良の気持ちにも変化が起きてくるのでした。

青臭く切ない

僕は内気で一人でいる事を好んでいます。特に誰かと関わる必要もないと考えていました。そんな彼に響いたのは「誰かに認識されてこそ自分がある」という桜良の信念。今までの僕の考えと真逆のことですが、「死」に直面している桜良の言葉だからこそ「誰かと生きる」ことの意味を考えさせられています。

対してヒロインの桜良は笑い声が「うはは」と豪快行動も一直線でとても自由奔放です。向かう所敵なし!なイメージがあるのですが、僕には弱さを見せたり照れ笑いしたりと十代の女の子が悩む苦しむ描写もあり、そんな所も魅力的に見えました。桜良には気兼ねなく関われる相手が必要だったのですね。

君の膵臓をたべたい=月が綺麗ですね

人に興味がなかった僕と、誰かと関わる事で自分を認識する桜良。そこで思うのは、生きるということは何だろう?という昔からある疑問。一人でも生きてるし、皆でも生きてるし。生命があるから生きている?誰かの中に生きる?そんな解決する事のない疑問が涌いて出てくる作品でした。

題名にあるホラーのような言葉ですが、君の膵臓を食べたいというのは最初、何気ない会話で出た言葉でした。お互いに深い意味をもっていなかったこの言葉が「君に送る言葉」へと少しずつ変化します。2人の合言葉といえるこの言葉を題名にしたのは巧いですね!きっちりハマってしまい、号泣させていただきました。号泣というキーワードを出していますが、大丈夫です。1回だけではないので、バスタオルさえあれば大丈夫(何が・・・?)です。

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