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完璧な銀行強盗チームの粗末な日常「バニシング’72」

バニシング72 ☆映画あらすじと感想
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3.0 最大規模の実話!

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\サブスク引き籠り応援団です/

狙ったのは”ニクソンの極秘政治資金”

1980年、アメリカの飲食店に座るハリーモリーのカップル。後から入ってきたハリーは怪訝な表情で話すことをためらっています。そして大量のケーキを頼むモリーから「一体何なの?」と質問されます。覚悟を決めた様子のハリーは彼女に話し始めます。「実は俺はFBIに追われているんだ。」

1972年ハリーはベトナム帰りの弟トミーと、叔父であるエゾが経営する工場で働いています。しかしこのエゾ、裏の顔は銀行強盗。そんな彼に”ニクソンの隠し財産30億円がカリフォルニア銀行の貸金庫に入っている”という情報が入ります。この機会を逃すまいとエゾはハリーを銀行強盗の仲間に誘います。”金が入る”と有頂天のハリーですが、これってめちゃくちゃ大仕事では・・・?

徹底洗浄ー家族

1972年3月の実話事件をコメディで

まず狙われたお金の持ち主は時のアメリカ大統領リチャード・ニクソン次選のために構えられた”汚い金”だと言われています。カリフォルニア銀行に置かれた額3000万ドル(30億ぐらい?)ニクソンを嫌っていたエゾは一泡吹かすために活きこみます。ただし”ニクソンの金”かどうかについては連邦捜査官は異議を唱えています。まあ銀行強盗にはあんまり関係なかったでしょうね。

この強盗チームは計画を練りに練り、そして上から穴を開けて侵入という思惑派手な手法を取ります。週末の閉鎖されている間、何回かに分けて500の貸金庫から400以上を破壊し1200万ドル以上を盗っていきました。そしてFBI125名の捜査官が引っ張り出される大事件となったのです。しかし当の犯人達は・・・

ちょっと皆おバカ・・・

綿密な犯行で髪の毛一つも残さないのに、銀行の天井をブチ破る大胆さも併せ持つというプロ集団。しかしハリーも含めてお世辞にも”賢いとは言えない”強盗メンバー。普段の素行も悪く、全員が指紋を取られています。どこか抜けている彼らの日常を見ると、それこそすぐに足が付きそうなものなのですがね・・・

結構大きな出来事ですが、さらっとコメディタッチな作品にしています。ハリーの回顧というスタイルで、強盗も捜査もどちらのシーンも短い尺。映画の魅力としては70年代の音楽当時の流、そしてチラチラ出て来る古き良き映画作品のオマージュかな・・・。肩に力が入らずに観れる実話映画って珍しい。コレ観たらニクソン大統領時代について調べたくなりますよ。

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