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慣れてはいけない負の連鎖「スノータウン」

スノータウン ☆映画あらすじと感想
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3.0 これはカルト的な犯行

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\サブスク引き籠り応援団です/

オーストラリア、アデレード郊外で

※動物虐待や蛇がマウスを食するといったシーンがあります。苦手な方は無理しない。

16歳の青年ジェイミーの家庭は貧しく、弟は精神障害を患い、兄はジェイミーをレイプします。母親エリザベス隣人と付き合っているのですが、この交際相手は兄弟全員の裸写真を撮るなど性的虐待を行っていました。それを知ったエリザベスは激昂、怒鳴り叩き伏せ別れました。

そして次に交際を始めたジョンは児性愛者を嫌っており、この隣人に対して嫌がらせを行います。そしてある日、嫌がらせに耐えかねた隣人はいなくなっていました。そうして家族の信頼を得たジョンですが、ある日ジェイミーが兄にレイプされているのを知り”立ち向かうんだ”と話します。そして銃を持たせペットの犬を撃つように仕向けました。そうしてジョンは次第にジェイミーに”本当の顔”を見せ始めるのでした。

スノータウン殺人事件

1992年から1995年まで南オーストラリアのアデレード周辺で、ジョンジャスティンベンティングを主犯とした計4人が連続殺人事件を起こしています。主犯のジョンは小児性愛者や同性愛者に憎悪を抱いており、仲間達に”弱者であり、殺されても仕方ない奴ら”だと思い込ませています。

1999年のスノータウン旧銀行跡地で、8人の遺体が酸の樽に入っていたことから全容が発覚。加害者も被害者も共にスノータウンとは無関係ですが、この発見から”スノータウン殺人事件”と呼ばれました。計12人の男女が犠牲となった、オーストラリアで最も有名な猟奇殺人事件となり、その裁判は最も多く報道された裁判と言われています。これはジョンによるカルト思想によるものに感じました。

どん底が生んだ連鎖

被害者を弱者というジョンですが、加害者もどん底なメンバー。本作には裕福という概念がありませんでした。写真を撮られたりレイプされたり、暴力を受けたりに慣れてしまう環境。さらにジョンのような異常者の行動にも慣れてしまう弱さが見受けられます。しかしこれは”彼らだから”という理由ではなく、誰でもあり得ることでした。

”どん底”という環境が人を堕としたという作品。実話という事もあり、他人ごとではないリアルが見えました。グロ有・人も動物も虐待有という問題映画ですが、こういった異常思想があるという現実を伝える作品。人間は追い込まれて力をだしますが、長い時間追い込まれると”慣れてしまう”ものです。負の連鎖を断ち切るには環境を断ち切る必要があるのです。

\サブスク引き籠り応援団です/

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