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それは本当の姿ですか?「SKIN/スキン」

SKIN/スキン ☆映画あらすじと感想
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3.7 実話が基と知ると余計にハラハラ

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\サブスク引き籠り応援団です/

焼き尽くせ!!!

2009年オハイオ州で、スキンヘッドに全身タトゥーの男達「ファシストは消えろ!燃やし尽くせ!!」と黒人中心のデモ隊と衝突します。このスキンヘッド集団は白人至上主義”ヴィランダーズ・ソーシャル・クラブ”でした。暴力系・過激派で知られ、警察からも目を付けられている団体。そして中心メンバーの一人にブライオンという男がいました。

クラブメンバーが公園で溜まっている所に、ブライオンも愛犬ボスを連れています。そこに女の子が「犬を撫でてもいい?」と聞いて来ます。「いいよ。」と話すブライオンの元に母親ジュリーと姉妹たちが慌てて現れ引き離します。この短い出会いが後にブライオンの生き方を変えるターニングポイントとなるのでした。

ヘイトグループの洗脳

本作はブライオン・ワーグナーの実体験に基づいた環境設定です。親に捨てられた少年ブライオンが拾われたのはクレーガーとシャリーンの夫婦に引き取られます。白人至上主義グループを運営する2人は、完全な白人至上主義者としてブライオンを育てていました。生き場のない子供達を育て、その恩に報いるよう教え込んでいる、これは洗脳・・・。

こういった事はヘイトグループでは普通に行われており”スカウト”と呼ばれます。ヘイト作品では身寄りのない子供を育てて搾取する物も多いですね。実際にブライオンは経営しているタトゥーショップの売り上げほとんどを2人に渡しています。しかし白人至上なのに顔中黒いタトゥーを入れる彼ら。そこには何かメッセージがあるのでは・・・?

自分を見たくない

肩に足に胸に、そして顔中にタトゥーするブライオン自分をしまい込んでいました。無自覚な行動なのでしょうが、今の自分を嫌って見えないようにしています。本当に自分はこの生活で満足なのか?という問いをもっており、新しくメンバー入りしてきた若者「金目当てにきたんなら、辞めて出て行けよ。」と忠告していました。これが本心だったのでしょう。

なんだかカルト宗教と同じような雰囲気。暴力・金・洗脳、そして集団という狭い世界常にこの条件が人間の思考を狂わせています。そんな中でジュリーと出会ったブライオンは”自分の思考”を取り戻します。塗りつぶされたスキン(皮膚)を手放す時、彼は自分の幸せを手にできるのでしょう。彼を助けるのが黒人(これも実話ね)というのが人類の未来に希望を感じさせる作品でした

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