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幸せを創り出す力があった英国貴族「ダウトン・アビー ~新たなる時代へ~」

ダウトン・アビー ☆映画あらすじと感想
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ダウントン・アビー/新たなる時代へ(吹替版)

4.1 変化と継承の物語

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新たな門出と過去からの遺産

1928年グランサム伯爵家トムルーシー(モード・バグショーの娘)の結婚式が行われています。当主であるロバート伯爵らが参列し、2人の門出を祝います。同じ頃、バイオレット・クローリー(ロバートの母)モンミレール侯爵から、南フランスの邸宅を譲り受け、そして孫にあたるシビー・ブランソンに遺産として残す事を家族に告げます。

バイオレットは冗談だと思い誰にも話していませんでしたが、モンミレール侯爵が亡くなったおりに”遺言に残してあった”という事です。しかし問題は”何故バイオレットに土地・屋敷を残すのかという点でした。さらに想定外な出来事は重なるもので、大手映画会社から”伯爵の邸宅を借りて撮影をしたい”という相談が舞い込みます。ロバートは拒否しますが、バイオレットの娘メアリーは”話しを聞いてから決めたい”と話します。結婚・謎の遺言・映画スターの到来クローリー家(グランサム伯爵家)は騒がしい時期なようです。

英国貴族の変化

栄華を誇った英国貴族ですが、この1900年代に陰りが見え始めます。特にアメリカの存在は大きく、階級主義だった世界が自由主義の波に飲み込まれようとしていた時期でした。伯爵家は俗世の”映画”という文化を受け入れておらず、自邸宅が映画に使われる事は拒否の姿勢でした。しかし現実はそうもいかず、実は屋根裏が雨漏り状態。修繕するために”お金”が必要となっていました。

また伯爵家であるトムは娘シビーが有閑マダムになる事を望んでいませんでした。そこには戦争によって貴族も”あおり”を受けた事も関係しているかもしれません。更に執事や使用人たちにも影響と変化が訪れています。そんな時代が訪れても、クローリー家は貴族としての誇り”ノブリス・オブリージュ”をしっかりと継承し次を見据えていきます。

貴族の真価は立場・財産ではない

”上流階級に生まれた者は社会に還元する義務を負う”という意味の言葉ノブレス・オブリージュ。フランスで生まれた言葉ではありますが、クローリー家は当然のごとく関係ある人々に還元していました。執事や使用人に愛されるこの一族は常に最善を考え、誰しもが幸せになれる選択を願って行動していました。

貴族の責任を全うするクローリー家。誰しもが憧れる生活と家族ですが、ここに至るまでの苦労は言葉に出来ない程壮絶なモノでした(ドラマ版とか)。困難を乗り越えた偉大なる貴婦人バイオレット・クローリーの功績を感じる本作。豪華イギリス俳優勢ぞろいの”ダウントン・アビー 新たなるじ時代へ”は、過去作を観ていない方でも問題なく感動する出来上がりです。

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