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人を動かすのは権威でも強さでもない「グラディエーター」

グラディエーター ☆映画あらすじと感想
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グラディエーター(吹替版)

5.0 マキシマスに嫉妬した結果なのか・・・

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皇太子と将軍の確執

西暦180年のローマ時代中期。平民出身の将軍マキシマス・デシマス・メレディウスは華々しい戦歴を誇っています。皇帝マルクス・アウレリウスマキシマスを高く評価しており、皇太子コモドゥスよりも次期皇帝に相応しい男と考えている程。しかしその事を知ったコモデゥスは「俺は愛されていないのか!?」と嘆きアウレリウスを暗殺。そして皇帝となります。

更にマキシマスは妻子を処刑絶望の淵で奴隷商人の捕らえられグラディエーター(剣闘士)のプロキシモに買い取られます。剣闘で勝ち続ければ”奴隷からの解放”と”コモドゥスへの謁見”が与えられると聞き、マキシマスは立ち上がります。そしてコモドゥスが作ったローマコロシアムで戦いに明け暮れるのでした。

悲しきかなコモドゥス

コモドゥスはその強すぎる野心のために父であり皇帝でもあるアウレリウスから疎まれます。その事を知るや否や暗殺に走る軽率さと自分勝手さは、アウレリウスの予見通り愚帝の臭いがします。そして皇帝になった後は元老院制度を廃止し、絶対君主制に替えようとし反感を買う、と敵を増やしてしまいました。

しかしこういった行動の背景には”自分よりも優れた者”マキシマスの影がありました。コモドゥスはマキシマスという誰からも愛された人間を妬み羨んだのです。アウレリウスを絞め殺す時のセリフ「あなたの愛の為なら、全世界を血祭りにあげたのに」・・・寂しかった!これ以上の表現が見当たりません俳優ホアキン・フェニックスはなんでこんなセリフが似合うのか・・・序盤で泣いてしまうやん・・・

悲しきかなマキシマス

マキシマス将軍の強さは、個人だけでなく統率力にありました。それは戦略というよりもマキシマスの人柄による所が大きかったのです。戦争が終われば農民に戻るつもりで、野心からは程遠い清廉な人物。コモドゥスとは相いれない属性でありながら、そこに”皇帝の器”がありました。皇太子ではなく元平民に器が備わってしまったの不運だったのかもしれません。

名誉・栄光・家族と希望に溢れたマキシマスの転落人生を描いた本作。本人が望まなかったドロドロの政治に巻き込まれ、そして全て失い絶望します。そんなマキシマスを激しく演じたのはラッセル・クロウ。熱く感動する物語に感銘を受けますが、何よりもラッセル×ホアキンという怪俳優2人の組み合わせが”グラディエーター”を映画歴史に残る傑作にまで押し上げていました。

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