王道ダークファンタジー
幼かったあの兄妹が魔女ハンター?
森の中を彷徨い、お菓子の家に惹かれて魔女に監禁されますが、脱出して魔女を討ち果たしたヘンゼルとグレーテルの兄妹。あの凄惨な出来事から年月を経て、2人はすっかり大人になっています。そして現在では兄妹で”魔女ハンター”として各地を周り、連れ去られた子供達を助け出す賞金稼ぎとして生計を立てていました。
とある小さな町の町長から、魔女退治の依頼を受けたヘンゼルとグレーテル。この町では既に複数の子供達が攫われていました。ヘンゼルは子供を攫った魔女を追い森に入りますが、そこには複数の魔女が待ち構えており反撃されてしまいます。同じ頃グレーテルは魔女から逃げ、ヘンゼルを探しに森に入ります。各々が森の中で家を見つけるのですが、2人はこの家に見覚えがあるのでした。
魔女を倒すのは”近代武器”
アクションが程良い本作の目玉武器はヘンゼルのショットガンとグレーテルの2連ボウガン。メイン武器なだけで他にも色々使いますが、それぞれ変形するなど特別仕様となっています。つまり”かっこいい”のです。更に終盤に出て来るガトリングガンは惚れました。映画は観ないとしても(?)、この武器一覧は観た方が良いです。
ヘンゼル役ジェレミー・レナーが近代武器を持っている事に違和感を感じる方も多いでしょうが、弓以外でもかっこいいジェレミー様が拝めるのも本作の魅力。グレーテル役ジェマ・アータートンも可愛かっこいい外見と、凛としたアクションで決めてました。まあ、後半は魔女のガトリングに持って行かれますが・・・
怖いグリム童話の続きかな・・・
可愛い絵本から飛び出して来た・・・ではなく、グリム初版のおどろおどろしい物語の続きと考えた方が良いです。登場した”おかしの家”なんてメルヘンではなくホラー・オカルト部門です。なのでメルヘングリム童話を想像しているとダメージを受けます。本作はグロと暴力に溢れたバイオレンス作品なので要注意です。
魔女から逃げ出した後は魔女ハンターになった兄妹。幼い頃からというだけあって、凄腕ハンターになっていました。躊躇ないヘンゼルとグレーテルは逞しく、昔お菓子の家を見つけるまで泣いていた子供の姿はありません。親に捨てられ、魔女に襲われ、そして2人だけで生き抜いてきた”童話主人公のその後”の物語として楽しめました。
コメント も、文句以外で・・・