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”背景”や”理由”があったとしも無理はムリ「システム・クラッシャー」

☆映画あらすじと感想
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4.0 誰のセイでもないよね・・・

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\サブスク引き籠り応援団です/

感情が抑えられない

9歳の少女べニーは、幼児期に受けた父親からの虐待がトラウマとなり、感情のコントロールができません。ちょっとした事で癇癪をおこし、人にも物にも激しく当たっていきます。里親や施設もニーを受け入れる事はできず30ヶ所以上をたらい回しにされていました。

新しく移った施設べニーの通学付添人として、非暴力トレーナーのミヒャを担当させます。2人は徐々に打ち解けていくのですが、べニーの症状が落ち着くことはありません。このままでは施設を追い出される事になります。そこでミヒャは”矯正プログラムとして”三週間、山籠もりを提案します。そして2人は山小屋で共同生活を始めるのでした。

\サブスク引き籠り応援団です/

システム・クラッシャーという病名はないですよ

社会的・福祉的なプログラムやシステムに当てはまらない存在として描かれたベニー。両極性?統合失調?愛着障害?全てが疑える状態ですが、どれかの病名がついて対応しているわけではありません。誰もベニーを理解できないし、抑える事もできない、という単純なことなのです。

病名がはっきりしない、それは”治療方法がわからない”という事になります。最悪縛り付けて薬を打つしかないのです。しかし問題点はソコじゃない。ベニーは悪くない、母親は仕方ない、施設はどうしようもできない、つまりは”ダレモワルクナイ”のです。そう、誰にも何もできないのです・・・

誰がベニーと暮らせますか?

母親と暮らすことが最大・唯一の願い。そんな綺麗な物語ではあるのですが、正直に言ってこれは無理。完全に彼女の為だけに人生を使う人が必要です。何もない小屋で人との関りを断った状態で、彼女が信頼・愛する人を置く。それ以外に方法があるのでしょうか・・・

社会や福祉への問題提起作品と思いきやどうにもならない事だってあるんだよ!と訴える作品でした。序盤は大変だなあ→中盤からベニーがんばれ、しかし終盤では”ムリだ、これはムリなんだ”という思いに。人間同士、言葉で分かり合える、手を尽くせば、それは夢物語。やっぱりどうにもならない・できない人間関係は存在するのですよ・・・

神様の望みは僕らがボロ雑巾でいること「存在のない子供たち」
2018年の映画「存在のない子供たち」のあらすじと感想。スラム街で育ったゼインは自分の両親を訴えました。罪名は「僕を産んだ罪」。ゼインが両親を訴えた背景と、そして子供たちの悲痛な叫びが痛烈に響く。大人の責任を思い知らされる作品でした。

どんなに綺麗に飾っても、分かり合えない人間は存在する「二トラム/NITRAM」
1996年4月28日に実際に起きたポート・アーサー銃乱射事件の犯人、マーティン・ブライアントを描いた2021年の映画。精神喪失(異常)という法の楯と、安易に手に入る銃の問題を明らかにした事件。人間社会では生きていけない存在があると思います。

犬は傍にいるが、神なんて存在しなかった「ドッグマン」
2023年の映画「ドッグマン」のあらすじと感想。警察は1台のトラックを路上で呼び止めます。運転手は真っ赤なドレスを着て、怪我を負っている男性ダグラス。逮捕された彼は拘留所で生い立ちを語ります。彼に神はおらず、ただ犬が居るだけだった・・・

”ほどほど”がわからないなら”フルパワー”でいけ!「トスカーナの幸せレシピ」
2018年の映画「トスカーナの幸せレシピ」のあらすじと感想。刑務所帰りの一流シェフが、奉仕活動で出会ったアスペルガー症の青年に夢を与えます。彼は適量・ほどほどという曖昧な言葉の意味が分かりません。だからこそフルパワーで生きるのです。
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