”雷帝”に憧れてます・・・
不安なコンビ
「オレが美堂蛮」「俺が天野銀次!」無敵の奪還屋を名乗るこの男達は、現在交通課で駐車違反代で5万7千円の支払いを命じられている真っ最中。そして金が尽きた様子で街中でナンパ。口上手ではありますが締めの言葉が「ハンバーガー屋でも入って、オレらにおごってよ♡」の一言で殴られます。3日水しか飲んでいない状態とか・・・
電話も止まり奪還屋の仕事も入らず、手元の小銭でせめてジュースを買おうとしたのですが10円足りません。そこに子供が上から目線で「10円で雇うからFF取り返して」との依頼。「そんなチンケな仕事」と言いながらもジュースの為働きます。大人げなく子供から力づくで取り返そうとしますが、明らかに危ない親がでてきて・・・・・・

バリバリの中二病バトル
美堂蛮は握力200㎏の怪力。さらに異能力「邪眼」で相手を翻弄していき、祖母は魔女という大胆設定。相棒天野銀次も負けておらず、体内で電気を自在に生み出す能力で「雷帝」と呼ばれ恐れられています。お互いに軽率な言動が目立ちますが、いざとなると能力使いまくりの街壊しまくりです。
当然出てくる敵もしっかり異能者。どこからともなく「メス」を出してくる変態紳士や、光を自在に操るが主が呪術王という詰め込まれっぷり。同業者との奪還バトルから世界規模のバトルへと徐々に変貌していく様は中二病漫画の王道。この作品は必殺技シーンでつい口に出して読んでしまう、そんな魅力がある作品です。
神出鬼没奪還成功率100%!!
「奪還屋」の冠を大切にしているこのコンビは、どんな世界にも現れて依頼を果たします。「どんな」とは既存の世界中という意味ではなく、例えば地獄なんかにも足を向けます(散歩感覚)。そして時間軸の存在もあり、読んでいて混乱する事は間違いありません。その混乱の中にこそこの作品の本質があるとか、ないとか。
バトル能力インフレマシマシなので、そこはあまり深く考えずに。バランスの崩れた世界で、人々の心を奪還してく2人の活躍は面白くも熱いものです。「何を奪還するのか、何故するのか」という人情系はとても暖かくお涙物で、「この任務が終わるまでは読もう」としていると気が付けば最終話となっていました。自称中二病ならのめり込むこと間違いなしです。
\月額550円で見ホーダイ・読みホーダイ/
「中二病」を患わないように元凶を知っておこう ⇑


コメント も、文句以外で・・・