猫になれる・・・?
人間によって生まれた恐怖・・・
暗い通路で歩く3人組。その後ろから襲い来る大量の猫・・・。恐怖に転倒したタニシは仲間を逃がすため、「行け!!」と指示をします。そしてタニシは大量の猫にモフモフされ・・・猫の姿へと変貌してしまうのでした。
この世界は猫に支配されている。人類の90%が猫を飼うこの社会、品種改良によって”オリジン”と呼ばれる猫が誕生しました。この猫はN・Nウイルスを体に宿しており、それは接触感染により人間を猫に変異させてしまいます。そうして始まった”猫災害”は、世界を恐怖に陥れているのでした・・・。
猫好きにはホラー
なんて恐ろしい世界・・・。接触感染なため”猫に触れる事ができない”という設定が恐怖。モッフモフが近づいてきても逃げるしかできないなんて・・・。しかし本作登場人物はあの”ネコカフェ”で勤務していた兵達。培った知識を生かし、猫から逃げています。
猫愛が強すぎる彼らと猫。そこには”傷つけるわけにはいかない”人間と、”じゃれたい”猫という激しくも哀しい戦いが待っています。”猫に嫌われる”と理解した上で行う放水。眺めていたくても逃げなけばならない猫の壁抜け。猫にならないために歯を食いしばりながら逃げるのです。
猫になるのは嫌・・・だろうか・・??
本書最初の犠牲者タニシ。仲間を逃がし自身は猫・・・可愛らしいキジ猫へと変貌してしまいます。感染するその瞬間は本当に幸せそうでした。しかしアレですよ、これは猫になるより猫を愛でたいという想いですよ。一瞬のモフを取るか、モフれる日が来るまで耐えるのか。深いなあ・・・
かなりの猫ハウツー作品です。猫様お迎えから成長段階、嫌がる事から何から教えてくれる本作。作者ホークマンは間違いなく猫依存患者の一人です。劇画タッチならではの猫の愛らしさとか、それはもう・・・。恐らくこの漫画、歴史に残る大作となるでしょう。猫もゾンビも両方イケる僕にはパーフェクトブックです。
\月額550円で見ホーダイ・読みホーダイ/2025年 アニメ化に超期待!
222回アキャットデミー賞受賞(予定)、2222回ベルニャン映画祭金猫賞受賞(予定)と、公開前から既に2部門の受賞(予定)の超大作”ニャイト・オブ・ザキャット”。絶望と希望が入り混じるこの世界で、君は感動の涙を流すだろう・・・
コメント も、文句以外で・・・