激闘漫画!!ギャグじゃない・・・はず!?
「不良少年」を本当の男にするための塾
教官達からの理不尽なしごきに耐え、本当の男を目指してる男塾1号生たち。筆頭である剣桃太郎を中心に数々のしごきに耐え、男を上げています。そんな男塾に最大の危機「運営破綻」が近づいていました。塾長江田島平八は現状を打破するため「愕怨祭(がくえんさい)」を催し、外部からの参加者から利益を挙げようとします。
「愕怨祭」が盛り上がりの真っ最中、男塾のライバル校である関東豪学連が突如乱入。男塾名物競技で争うが決着せず、ついには300年の歴史を持つ最大名物「驚邏大四凶殺(きょうらだいよんきょうさつ)」が行われます。剣桃太郎は学連総長である伊達臣人を倒すべく、この恐ろしい男塾名物に参加するのでした。
男塾名物の数々がイカレテマス
男塾を語るには避けて通れない「男塾名物」。これだけで現在のおっさん達は3日3晩語り明かす事ができます。その内容は「しごき」であったり「競技」であったりと様々で膨大。今回記載した「愕怨祭」までに出る名物の一部をチラッとご紹介します。
・「直進行軍」 ちょくしんこうぐん
倒した棒の先の方角へ曲がる事なく突き進んでいくもの。家があろうが電柱があろうが、果ては暴力団事務所があろうが関係なく、真っすぐ進むだけ。教官の指示がない限り止まる事は許されません。
・「油風呂」 あぶらぶろ
タライに入れた満杯の油の中に座禅し、笹舟に置いた蝋燭が消えるまで待機するもの。熱さや緊張、恐怖に負けて動くと蝋燭が落ち引火します。根性が要求されるこの名物は過去5人しか成し遂げた者がいないとか。
・「撲針愚」 ぼくしんぐ
針状の金属製グローブを使用し、リング内で行われる競技。グローブ使用だが、蹴り・頭突き等もかまわない喧嘩スタイル。暴君ネロが考案したとされています。
上記はごく一部で、まだまだ多彩な名物が存在しています。全てが男を磨き上げるためのものであり、すごいのが塾長・教官・上号生達が思い立ったらいきなり始まります。男になるためには準備など不必要ということですよ・・・。
何度も復活する塾生たちに胸が熱くなった
安心して下さい、ほぼ死にませんよ。命を賭して味方をかばい、盾となり槍となって散っていった仲間たち・・・。その思い出は胸の中に・・・する必要がないのです!この「安心感」は、どんな決着になっても「期待」してしまいます。挫けぬ心をもった本当の男は、安易に死に倒れたりすることはない!と学びました。
1985年のこの漫画、なんと2022年10月に「舞台化」までされます。80年代の子供達はボクシングとかゴルフのルーツを本作で覚えました(全部嘘だと知った時は衝撃でした)。現代の子供はきっと騙されないんだろうなあ・・・37年の月日が経っても愛される「魁!!男塾」は、この作品自体が不死身なようです。
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