ナディアに恋した男は多いはず!
ブルーウォーターを持つ少女
発明好きの眼鏡少年ジャン・ロック・ラルティーグはパリ万国博覧会に来ています。この会場で見かけた少女ナディアは、南国をイメージさせる美しさ。ジャンは一目で恋に落ちました。ナディアに声をかけると目につくのが胸元の青い宝石のペンダント。そこには「ブルーウォーター」と呼ばれる宝石が付いていました。
会話に浮かれているとグランディス一味から襲撃を受けます。狙いはナディアの持つブルーウォーター。ジャンは自身の発明した飛行機でナディアと逃げ出しますが、途中で故障し2人は海に投げ出されます。助けてくれたのは1889年にはありえない科学の結晶ノーチラス号。ネモ船長率いる潜水艦ノーチラスに乗り、ナディアのブルーウォーターを守る戦いの始まりでした。
古代文明とか、ロマンあふれる世界観
電気が使われ始めた頃の時代設定ですが、明らかにノーチラス号はオーバーテクノロジーでした。このノーチラス号は古代アトランティスと関連があり、さらにM78星雲から飛来したのがアトランティス人という「ウルトラマン?」な設定もあって、当時の少年は目を輝かせて見入っていました。
古代技術が現代技術を上回っている、この部分にロマンを感じずにいられません。そして古代技術に負けないようジャンのような発明家たちが次々と兵器、乗り物を造り出していくのも魅力です。この2022年現在では感じる事があまりない「ロマン」が詰め込まれた名作です。
忘れて美化されていたナディアの性格
褐色肌で藍色髪のショートで元気いっぱいの美少女と記憶していました。正義感と責任感は覚えがありましたが、こんなに我が儘で疑い深い性格だったのは記憶にありませんでした。ただし「可愛い」の評価は記憶通りで、物語後半からは「やっぱりナディアいいね」と何かを取り戻しました。
大人達の意地と子供達の思いが反発と協力を繰り返し、お互いに成長していきます。まあ、ナディアはあまり変わりませんが・・・・見た事ない方はこれから見るなら「ナディアは聖人ではない」と理解してお楽しみください。ちょっとマイナス面が多くなりましたが、見どころはナディアの性格ではないので心配なく。本当に面白いですよ。
コメント も、文句以外で・・・