そういえば悪党だった・・・
ミニオンが求めるのは悪党のグルー？
1980年代に悪ガキ役で大ヒットしたバルタザール・ブラッド。世界的名声があったのも当時だけ、現在は本当の悪党・泥棒になっていました。今回ピンクダイヤモンドを狙いますが、立ちふさがったのは反悪党同盟に入ったグルーと奥さんルーシーとミニオンズでした。ピンクダイヤモンドは守りましたが、ブラッドに逃げられた事を責められ2人は解雇されてしまいます。
気落ちしたグルーにミニオン達は、「また以前のような大悪党に戻るのか！」と期待のコール。しかしグルーは「悪党に戻る気はない！」と一喝。ミニオン達はとうとう見限って出ていきました。そんな折に訪れたのはフリッツと名乗る老人。なんと双子の兄弟ドルーが会いたがっているとか。兄弟の存在を知らなかったグルーはびっくりしながらも、楽しみに妻ルーシーと子供達を連れて会いに行くのでした。
双子のノリが軽い軽い
今回はドルーという新キャラ登場です。基本背格好は同じですが黒服に髪なしのグルーとは正反対で、白服に金髪フサフサで明るく金持ちなドルー。しかし似た者兄弟で、2人そろうと中々にウザいテンションになっています。お互いの服を取り替え「どっちがグルーでしょうか？」と妻子供に絡む姿は痛々しい・・・
しかし勿論双子の2人がただ出会うだけのストーリーではありません。ちゃんと本編のブラッドに関わり、そしてグルーが元から大悪党の素質を持っていた事が判明します。この理由の部分にドルーがグルーに会いたかった本当の理由もあります。そんな重そうなシーンもありつつ、金持ちの道楽でテンションが上がる2人の姿は楽しウザいものでした。
飛び出したミニオン達はどこへ？
今回ミニオン達は早期にグルーの元から去っています。そして完全に別の物語のように活動しているのが今作の特徴。悪党に戻らないグルーを見限って、新たなボスを探しているようなのですが、そこはミニオン上手くいきません。前作で「ミニオン作品はミュージカル」と書いたのですが、今作も声高らかに歌い上げています。しかもステージで観衆ありと、本格的にミュージカル部門へいくのだろうか・・・歌姫がボスになる日も遠くない？
安定した作品で安心感があります。しかし中々に登場キャラが増えてきました。さらに作品ラストではミニオンが悪党の手伝いに行く様子。ボスが見つかったのか？それともグルーが悪党？それとも・・・大脱走したミニオンに目が離せない今作ですが、ルーシーと三姉妹の奮闘にもほんわかしますよ。
コメント も、文句以外で・・・